出版社内容情報
風のような感性が紡ぎだすメルヘンは、大切な何かを思い出させる・・・。黒井健の絵がそっと香りを添える美しい本。 小学校中学年から
目次
花の下で
ランタン野菜の季節
ドラゴン・クリーク
100万年オルゴール
汽車に手をふって
星祭りの夜
雲のレストラン
木琴森へ
焚火においで
冬の魚たち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひなた*ぼっこ
11
読友さんからのおすすめ。木苺谷で暮らす狼のトプとわたしの物語。自然豊かでノスタルジーな世界観が好き。夜になると淡く光るランタン野菜とか色とりどりの花びらでつくる花火とか、わくわくするものがたくさん。2020/10/05
花林糖
10
(図書館本)木苺谷に住んでいる私と狼のトプの物語。心地良い穏やかな文章。詩の様な短篇24話。お気に入りは「100万年オルゴール」「雲のレストラン」「木琴森へ」「銀色たんぽぽの夢」「「果実時計」「秋のソナタ」。(中古入手)2015/09/04
七月せら
7
木苺谷を行く時は密やかな音が聞こえてくるかもしれない。老ドラゴンの穏やかなため息。梢を泳ぐ魚たちが振るわす尾。<香草取り>の鈴の声。まわるまわる水車の響き。 覗くたびに色の違う万華鏡みたいな24の物語でした。一つ一つの物語に音と色が溢れていて、心の中にさっと新しい風が吹き込んでくるよう。ちょっと息抜きに、木苺谷に足を運びたい。2016/05/21
minaseh
2
表現の言葉がとても美しい。幻想的というより詩的。それが、想像の世界じゃなくて、実際の風景を見て出てきた言葉だから、なおさら美しく感じる。「雲のレストラン」行きたいなー。2013/11/21
sakko/さよ
2
「青い羊の丘」を読んでこちらも読んでみたくなりました。ほんとに読んでて心地よい文章。トプと一緒にここで暮らしたい。2013/10/20
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