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出版社内容情報
スウェーデンの新鋭写真家ベリイマンが半年間、視覚障害児と寝食をともにして、子どもたちの赤裸々な姿をカメラにおさめました。 小学校中学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
28
読み友さんの感想が素敵なので手に取りました。古い本なのに読んでいたら娘もくぎ付けに。今生きているなら彼らもかなりなお年なんだなあ…。2021/05/06
ジョニーウォーカー
13
読友推薦本。「ぼくは、さわれる絵がもっとほしい」 たとえ目は見えずとも、彼らは自らの触覚や聴覚を頼りにいろいろなものを見つめている。スウェーデンの写真家が盲学校の児童たちとの共同生活を通して、彼らがどのように世界をとらえ、感じているのかを克明に取材したインタビュー写真集。撮影にあたっては学校や両親よりもまず子供たちに先に許可をとり、本人が嫌がる写真はたとえベストショットでも使わないという真摯な取材姿勢は、彼らの見ているありのままの世界を見事に写し出す。差別や福祉について考えるすべての人に読んでほしい一冊。2010/08/25
おはなし会 芽ぶっく
10
『かがくする心の絵本100』 https://bookmeter.com/books/349515 で知った本。 盲学校の生徒たちの声。視覚障害は指・耳・鼻や、杖などを使い見えない世界を知ります。それでも視覚から入る情報の部分的なことしかわからず、その不自由さや差別についての声をあげています。モノクロの写真から、彼らの生の声をより強く感じました。2021/04/30
ochatomo
8
スウェーデンの写真絵本 “子どものための子どもの写真を撮る” 半年間生活をともにして本音をたずねる会話を記録し紹介 原題“fingrar som ser” 元本1976年 1977刊 2009年30刷でロングセラー2021/07/12
moe
8
子どもたちと作者の距離がとても近く感じました。子どもたちの信頼を得てから撮った写真と会話なのでしょう。子どもたちそれぞれに夢もある。からかわれれば悲しく腹立たしい。もっと外の世界へ出ていきたい。テレビだって見たい。そんな気持ちがストレートに伝わってきます。「目の見えない子はかわいそうだから親切にしましょう」なんて言うよりも、よっぽど心に響きます。とても良い本だと思いました。2010/09/05