目次
第1章 小さな森の使者(オオカミ犬ウルフィーとの出会い;ウルフィーと森へ ほか)
第2章 魂のささやき(先住民とシャチの世界に惹かれて;ゴールド・リバーへ ほか)
第3章 見えない糸(アラートベイへ;ウミスタ ほか)
第4章 内なる森へ(真夜中の駐車場で;クイーン・シャーロットと潮とチャイの香り ほか)
著者等紹介
田中千恵[タナカチエ]
1974年宮城県生まれ。獨協大学在学中、探検部に所属。19歳のとき、カナダ北部から北極海へ流れるマッケンジー河をカヤックで旅したことがきっかけで、カナダ極北の自然や人々の暮らしに惹かれるようになる。2000年~2001年の1年間、マッケンジー河流域の先住民デネ族の人たちと森での暮らしを共にし、それ以降も、もうひとつの故郷であるカナダへの旅を続けている。2006年より、生体エネルギーやヒーリングについて学ぶため、ヨーロッパにある4年制のヒーリング・スクール(Barbara Brennan School of Healing)に在籍中。現在は、山梨県八ヶ岳南麓に在住。炭を使った住環境や身体のエネルギー調整をする仕事を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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怜
33
一気読みした。わたしは運命論者ではないし、スピリチュアルなことにも全面的に支持しているとは言い難い。けれど、ひとが生きていくうえでしばしば見えない糸を感じるような出会いや出来事は多い。この本はオオカミ犬のことを読みたくて借りたのに、カナダ沿州のシャチに内容が触れたときは驚いた。これまで読んだり知っていることもでてきたりして、この本との見えない糸を感じたりして。このひとの自然との向き合いかた、犬との向き合いかたが好きだ。終始深い森の中を苔むした道を歩いてキャンプしている錯覚に陥った。ひとり旅がしたくなる2015/05/04
ふみ
28
ウィ・ラ・モラ 豊かな自然のめぐみを享受する人々の土地を旅する著者とオオカミ犬ウルフィ。何故か最初に頭に浮かんだのは、以前、小説で読んだ厳しいエトロフの風景、それから密林の語り部。そして、ナルニアでアスランの語る言葉。2015/05/30
ma_2
8
著者とオオカミ犬ウルフィーがカナダの大自然を旅する物語。ネイティブの人達との交流が暖かい。素直で美しい日本語も著者の人柄をあらわしていて読んでいて心地よい。現在はウルフィーとともに山梨県でヒーラーとしてサロンを経営しているらしい。2012/10/08
カザリ
7
ぱらぱらめくり、しかし長年自分も動物との出会い、生活をしてきた身であると、言葉の奥から感じるものが多すぎる。動物との出会いは人との出会いにも増して、天から授けられた贈り物だと思う。言葉がないからこそ、できる意思疎通があり、感情移入と感情過多があり、生きる意味、死について考えさせられる。出会えたことに意味があると思う。それを受け入れるのは、その人のキャパシティ。はっきり、言ってラストで感動しました。著者に会いたい。2013/08/25
Marina
6
図書館の福袋に入っていた本です。家に帰って封を開けるワクワク感、そして全然知らなかった本に出会える感動。もう3度目だけど、相変わらずいい企画だなぁと感心します。それにしても、19歳でカナダへ一人旅か…うん、すごい。現地でいろんな人と知り合い、助けられながら森に馴染んでいくのが、感慨深かった。毎日がドラマの連続で、2人がどんどん頼もしくなってく。成長っていいなぁ。読み終わっちゃってなんだか寂しい。2019/12/17
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