出版社内容情報
「会ふ」「葵祭」から「をかし」まで! 平安時代、とくに一条期にまつわる千以上の用語をやさしく解説した新しい平安事典。古典作品からの用例も充実しているので古典学習にもおすすめ。映像作品のお供として手元に置いておきたい一冊。最新研究に基づいた装束イラストにも注目。
内容説明
古典文学の世界がリアルにわかる、全1576項目。源氏物語、枕草子、百人一首…。五十音順で見つける新しい古典作品の楽しみ方。事典形式だから自由に読めて平安人の世界を堪能できる!
目次
あ行(会ふ、肖物、葵…)
か行(貝、貝合、貝覆ひ…)
さ行(斎院、斎王、斎宮…)
た行(攤、対、題…)
な行(地震、内教坊、内侍…)
は行(梅花、拝舞、這ひ渡る…)
ま行(舞、舞茸、舞姫…)
や行(焼い米、八重葎、焼き石…)
ら行(櫑子、礼服、落飾…)
わ行(我家、和歌、若菜…)
巻末資料
著者等紹介
砂崎良[サザキリョウ]
フリーライター。東京大学文学部卒。古典・歴史・語学・現代史など学習参考書を中心に執筆
承香院[ジョウコウイン]
平安時代の周辺文化実践研究家。平安の装束や文化を実践しながら独自に研究。装束を縫って着て、復元、自作し、楽器を奏で、絵巻を眺め、花を愛で、和歌を詠み、定説を信じ過ぎずにリアルな平安の姿を調査(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
30
平安大好きな娘に。早速「朝学習で読む!」と学校に持っていき、「事典だったわ~」という感想。いや、だからそう書いてあるじゃん表紙に…。大河ドラマでわからない言葉が出た時に、さっと使えるね、とニコニコしていました。ホント好きなんだね。2024/04/23
くろうさぎ
14
学生時代にこんな事典があったなら、もっと古典文学を楽しめただろうなぁ〜と思えるくらい読んでいて楽しいです。イラストが多いのも見やすくていい。まだまだ斜め読みしかできてないけど、何か調べものをする時にページからページへ読んで少しずつ読み進めていきます。時々出てくる「平安みやこ新聞」もよくできていて面白い。この事典をそばに置いて、もう一度百人一首や古典文学にチャレンジしてみようと思います。2024/02/13
えつ
12
Kindle Unlimitedにて。とにかくイラストが可愛い。わたし的には、このイラストが合間合間にクスッと笑えて癒される感じでした。そして、タイトル通り、平安のもの・こと・ひとについて書かれているので、これは1冊手元にあれば平安時代が楽しめるな〜。学生時代、古典苦手だったから、そのときにあったらもう少し良い成績が取れてたかも?とか思ったり…。平安時代モノが好きだし、今後も古典文学読むつもりでいるから、お迎えしようかしらね。2024/03/15
サケ太
11
50音順で平安時代の様々な出来事、人物らについて知る事ができる一冊。2024/12/31
粋
4
楽しく読了。分かりやすくて勉強になりました。特に「平安みやこ新聞」は面白かった。平安・平安風の小説や漫画を読む方はこれがあるとより理解が深まって楽しめるのではないかしら。2024/09/06