出版社内容情報
古典文明から現代のグローバル戦略まで。中国の歴史を総ざらいできる一冊。歴史だけでなく「中国を知るための基礎知識」として風土や気候、民族、儒教、文化や習俗などにもきちんと触れ、理解を深める。巻末には「中国の今を知る10のキーワード」を収録。
内容説明
フルカラーの史料×MAP×年表でわかる!“アヘン戦争で清が弱体化した”は誤り!?古典文明~コロナ対策まで最新研究でわかった中国の本当の姿とは?
目次
第1章 「中国」を知るための基礎知識
第2章 「中国」の始まり―古典文明・春秋戦国・秦・漢
第3章 分立から統一へ―三国・南北朝・隋・唐
第4章 変革と飛躍の時代―宋・モンゴル帝国
第5章 現代に通じる「中華」―明
第6章 「華夷一家」による統治―清
第7章 国民国家化と戦争の苦しみ―中華民国
第8章 共産党による支配―中華人民共和国
著者等紹介
岡本隆司[オカモトタカシ]
1965年、京都市生まれ。京都府立大学教授。歴史学者、専攻は東洋史・近代アジア史。京都大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鯖
19
全頁フルカラーでほぼ全頁に地図付きという親切設計。岡本先生監修なのでわかりやすくてよい。アヘン戦争の時点ではそんなに中国に影響はなく、アロー戦争でどうしようもなくなったとか、宋の頃、江南が発展し煬帝が作った大運河で穀物が運ばれ人口が1.5倍になったとか、煬帝の運河も後世からしてみれば役に立ってんだなあとか、共産党員に今なるには紹介制で人口の1割くらいしかなれない出世コースとか豆知識たくさんで面白かった。2025/04/04
ピオリーヌ
14
オールカラー、豊富な写真や図を用いあたかも現代の教科書の様な装丁。世界遺産ガイドとして、中国の世界遺産が全て写真付きで紹介される。中国史の入門書として良いのでは?巻末にカスティリオーネが描く馬上の乾隆帝の絵。吹き出しで「悠久の歴史をご体感あれ!」と言わせているのには吹き出してしまった。2024/05/25
akiakki
5
王朝毎に項立てする構成で地図を併記してあるのが高ポイント。当時の勢力範囲と外国勢力が可視化されるので、単なる中国国内史に留まらず世界史における中華帝国の位置づけも見えてきます。半面ページの都合か各王朝の解説はやや淡泊なので、本書はビジュアル的なイメージを固めるのに使うのが良さそう。2024/12/13
サカナ
4
暇つぶしに読むのに最適。図や写真もあるので、繰り返し読むことで頭に自然に入っていく…ことを期待。 知識の補完に良いです。2024/01/29
ブルタ
4
古代から現代までの中国の歴史がかなりわかりやすく書かれています。図や写真が多くて見ていて楽しいです。世界遺産の情報も満載。2023/12/08
-
- 電子書籍
- 従姉妹のお姉さんは家事ができない(2)…