出版社内容情報
浮世絵がわかるビジュアル図鑑。NHK大河ドラマで注目される蔦屋重三郎の功績や関係のある浮世絵にスポットを当てながら、「美人画」「役者絵」「動物」「植物」「風景」など様々なジャンルごとに、楽しく名作を紹介します。
内容説明
美人。役者。風景。動物。植物。お化け。風刺。美しくて楽しすぎる、230作品、浮世絵のひみつ!
目次
折込付録 蔦屋重三郎プロデュース 東洲斎写楽 デビュー作28
第1章 江戸の出版と浮世絵(浮世絵って何?江戸時代、浮世絵と本は兄弟だった!;浮世絵って何?浮世絵にはどんなものが描かれたの?;浮世絵って何?浮世絵と本はどうつくられた? ほか)
第2章 浮世絵から江戸を見る!(江戸っ子が惚れたミューズたち 美人画;江戸を熱狂させたアイドル 役者絵;江戸のプロスポーツ 相撲絵 ほか)
第3章 浮世絵の発展と絵師列伝(浮世絵のルーツは戦国時代にあり!;浮世絵版画のきっかけは絵入りの小説だった;カラフルな錦絵が誕生 浮世絵は一気に拡大! ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
158
タイトルどおり、浮世絵を楽しく学べる図鑑でした。大河ドラマで「べらぼう 〜蔦重栄華乃夢噺〜」を放送している関係で、関連書籍は多く出版されていますが、本家のドラマはあまり人気がありません。今回は私も観ていません(笑) https://publications.asahi.com/product/25366.html 2025/04/16
果てなき冒険たまこ
6
たぶん大河ドラマに乗っかろうと思って出したんだろうね。冒頭が写楽だとか出版の仕組みだとか。写楽は当時あまり人気じゃなかったのに海外での評価が高かったからいまだに日本でもトップ絵師的な扱いを受けるけど、個人的にはそれほど面白くないしなんでの感が強いのよね。こんな本読んでるんだったら本物の浮世絵を一枚じっくりと観ることをお勧めしますよ、そのほうがよっぽど楽しく学べる。2025/06/06
Yoshihiro Yamamoto
5
B 「べらぼう」を見るようになってから、浮世絵がよく話題に上る。この際、入門書で浮世絵について、全体的に復習。体系的によく纏まっていて分かりやすい。この本を読んで見てみたくなったのが、鳥山石燕の「画図百鬼夜行」、大正時代の川瀬巴水、橋口五葉。早く巡り会えないかなぁ。2025/07/12
Go Extreme
4
江戸の流行を描いた絵画 三人の職人による分業制作 版元はプロデューサー的存在 江戸のメディア王・蔦屋重三郎 浮世絵師のプロデュースで復活 身分超えた社交場・吉原 色版木を重ねる錦絵の誕生 鈴木春信の錦絵で定番化 天明期の浮世絵黄金期 歌舞伎役者を描く役者絵 広重の特徴的な青・ヒロシゲブルー 北斎の冨嶽三十六景で風景画確立 90歳まで制作・93回引越した北斎 迫力の画風・武者絵の国芳 繊細な髪描写技術・毛割 均等な色刷りの高度技術 凹凸表現の空摺技法 グラデーションのぼかし摺 女性絵師・龍女のおりう絵2025/05/07