出版社内容情報
オレの姉ちゃんは引きこもり。めったに風呂には入らないし、部屋は汚くてゴミだらけ。だけど「アルゴリズム」ってやつを使って、すごい推理をするんだ──。「嘘つき野郎」「落書き魔」「タヌキ泥棒」……、アルゴリズムを駆使し、姉ちゃんがその正体を暴く!
内容説明
オレの姉ちゃんは引きこもり。めったに風呂に入らないし、部屋はきたなくてゴミだらけ。だけど「アルゴリズム」ってやつを使って、すごい推理をするんだ―。クラスで一番人気の女子に呪いをかけた「嘘つき野郎」、「人生が終わる」という不気味な絵を描く落書き魔、みんなで飼う約束だったタヌキを逃がした真犯人―。論理の魔術「アルゴリズム」を駆使し、姉ちゃんがその正体をあばく!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さっちゃん
41
ナゾノベルシリーズ『数は無限の名探偵』に収録されていた引きこもり姉ちゃんが丸ごと一冊となって帰ってきた。「ストリーム・アルゴリズム」「サーチ・アルゴリズム」「ダイクストラ・アルゴリズム」「開かずの部屋、再び」収録。第1話既読、以降書き下ろし。/児童書なので超文系脳の私でもわかりやすい。算数嫌いの子でも身近に役立つ豆知識としてとっつきやすいと思う。突っ込みたくなる推理もあるけど、アルゴリズムの手順を学ぶという意味ではこれくらいでいいかも。良い姉弟関係にほっこりした。姉ちゃん、せめてお風呂だけは入って!2025/03/05
み
38
引きこもりの姉がアルゴリズムを使って推理をする。ジュニア向け。 私としては、普段使っている手法、こんなネーミングのアルゴリズムだったんだ…と知った。(業務内容的にダイクストラ法は殆ど使ってない) これを読んで面白いと思い、興味を持つ子がいるとちょっと良いかもしれない。2025/09/24
カノコ
19
小学六年生のマモルが遭遇した謎を、引きこもりの姉ちゃんが「アルゴリズム」で推理する連絡短編集。小学生向けのレーベルということで、謎も文章もキャラクターも児童書らしい内容だが、初期の著者作品に通ずるエッセンスが存分に出ていて嬉しい。デビュー作である『恋と禁忌の述語論理』を思い出した。子どもにとって今作の難易度がどうなのかわからないが、謎を要素に分解してロジックで読み解いていく手続きは子ども騙しではない。こういう作品から論理パズル要素の強いミステリに興味を持つ子どもがいるとしたらとても嬉しいことだと思う。2025/07/12
練りようかん
15
プログラミングで稼いでいる十代の姉と、外に連れ出したい小六男子。クラスメイトが狙われた「赤手の呪い」や、キャンプ場の最短ルート探しなどがお題。可愛らしいイラストのテイストを通すのかと思っていたら、体温下がる心霊写真のような挿入があり予測のつかない方向性が気になった。情報整理の過程で算数の授業を思い出し、落着後みせる姉弟愛に胸がキュッとなり、論理と感情のバランスが良い。特に面白かったのは第二話「サーチ・アルゴリズム」で、「線形探索」と「二分探索」の人生訓に引きこもりという設定の説得力がマッチ。心に残った。2026/04/13
TAMA
15
2024年90冊目。井上真偽さんの本だったので購入したけど、読んでみたらYA作品でした。アルゴリズムとはなんぞやから始まり、日常の謎と組み合わせて、とても読みやすい作品でした。2024/12/26




