目をあけてごらん、離陸するから

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目をあけてごらん、離陸するから

  • 大崎 清夏【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
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  • サイズ B6判/ページ数 216p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784898155677
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

穂村弘さん絶賛!

「驚くべき希望の書。
頁を開くと、無表情な自分の胸に何かが熱く流れ込んできた。
その優しさとめちゃくちゃさに、びっくりして笑ってしまいました。
そうか、私も、どこで何をしてもいいのか。」
(オビ文より)

- - -

あなたの言葉よ、どうか無事で──。


会社を辞め、身ひとつで詩を書いて生きることにした。
地球のあちこちで、言葉に翻弄されて立ち尽くし、言葉に勇気づけられて歩き出す。

中原中也賞受賞の詩人が、小説とエッセイで描く“魂の解放”。


一日の終わり、テラス席で深呼吸をして書きはじめる。/映画祭で来日した大スターの、通訳のあの子の涙。/元同僚の本棚に『フラニーとズーイ』を見つけたら。/海外の詩祭に参加し、エネルギッシュな詩人たちに刺激を受ける。/友人のダンサーに「一緒にメコン川を眺めよう」と囁かれ、ラオスのフェスティバルへ。/象形文字の故郷を見てみたくなって広州へ。/ベルリンで恋した古書店で詩の朗読会をしたいと申し出る。/旅先ですっかり山の虜になる……。

あちこちで出会いに胸を熱くした瞬間を書く。書くことであたりまえの自分でありつづける。
詩的な小説と散文、旅のエッセイを編みこんだ、大崎清夏の親密で、自由で、喚起力ゆたかな言葉と物語に親しむ一冊。

心に火を灯す言葉の、詰め合わせギフト。

〈初の小説!傑作3篇を収録〉

~ ~ ~ ~ ~
誰かのことばで覆い尽くされた世界は息苦しいけれど、私たちは流転のなかにいるのだから、
きっと雲が晴れるようにそこここでことばは欠け、ことばの意味もあちこちで欠けて、風が入ってくるはずだ。
その風について正確に書き記すことができたら、もしかしてそれは詩なのかもしれない。
(「意味の明晰な欠け方について」より)
~ ~ ~ ~ ~


[目次]
- - -
目をあけてごらん、離陸するから
・ヘミングウェイたち
・シューレースのぐるぐる巻き
・フラニー、準備を整えて(小説)
・雷鳥と六月(小説)
・呼ばれた名前(小説)

歌う星にて、フィールドワーク
・アメリカ大陸を乗り継ぐ
・あなたの言葉よ
・航海する古書店
・音読の魔法にかかる(ウルフのやり方で)
・広州の鱈
・はじめてのフェスティバル
・神様の庭は円い
・意味の明晰な欠け方について
・おうちへ帰る人
・うれしい山
・プラネタリウムが星を巡らせるとき

ハバナ日記

少し長いあとがき かっこいい女に呪われて
- - -

内容説明

会社を辞め、身ひとつで詩を書いて生きることにした。地球のあちこちで、言葉に翻弄されて立ち尽くし、言葉に勇気づけられて歩きだす。中原中也賞受賞の詩人が、小説とエッセイで描く“魂の解放”。

目次

目をあけてごらん、離陸するから(ヘミングウェイたち;シューレースのぐるぐる巻き;フラニー、準備を整えて;雷鳥と六月;呼ばれた名前)
歌う星にて、フィールドワーク(アメリカ大陸を乗り継ぐ;あなたの言葉よ;航海する古書店;音読の魔法にかかる(ウルフのやり方で)
広州の鱈 ほか)
ハバナ日記

著者等紹介

大崎清夏[オオサキサヤカ]
1982年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。2011年、ユリイカの新人としてデビュー。第二詩集『指差すことができない』で中原中也賞受賞。ダンスや音楽、美術といった他ジャンルとのコラボレーションも多数手がける。ロッテルダム国際詩祭をはじめ世界各地の国際詩祭への参加を通じて出会った海外現代詩の翻訳・紹介を少しずつ推し進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

106
お気に入りの本屋にぶらっと入って、本の装丁と手になじむ大きさに惹かれて購入。隣に「じやむパンの日」が並んでいた。店主にこれめっちゃ面白いですよ、と言われテンションがあがる。さっそく読んで、世界中を詩の朗読の会で巡り、そこで言葉も通じないまま仲良くなって楽しんでいる著者の生き方に本の題名がマッチしている。小説「フラニー、準備を整えて」、エッセイ「広州の鱈」、そして旅行記「ハバナ日記」がおすすめ。「詩人とは、ことばのもつ曖昧かつ明晰な作用を知っている人のことだと、私は思う。」言葉を操る詩人のあれこれが面白い。2023/02/06

はっせー

74
エッセイや日記が好きな人によんで欲しい本になっている!この本のジャンルはなにかと問われたら難しい。小説やエッセイ・日記の間の分野だと思う。だからこそ万民に親しまれるものになっている。読んでいるとその世界観にすうっと入ることができる。そしてその世界は優しくもありすこし現実的な部分もある。そんな世界をみてから現実の世界を見るとどこか遠くにいけるかもと錯覚すると思う。だからこそこのタイトルではないかと考えた。いやー何度読んでも面白いのでまた再読したいと思った本である!2023/08/21

カフカ

66
書店でふと目に留まりお迎えすることにした本。 小説のような詩のようなエッセイのような…その全てであるような、新しい読み物でした。私もこんな風に自由気まま生きてみたい…いや、生きていいんですね。大崎さんの詩集も読んでみたいと思います。2022/12/17

fwhd8325

64
書店でひときわ輝いていたように感じました。購入してから時間が経っての読書になりましたが、その時のことを思い出しました。言葉というものは不思議なものです。時折、言葉は身体の中をすり抜けていきます。すり抜けるばかりか、身体の中にとどまり様々な思いが私の言葉に変わっていきます。大崎さんの作品は初めてです。詩人でありながらこの作品では小説やエッセイで描かれています。じっくりと詩も読んでみたいと感じました。2024/03/15

taku

18
ハッとしたりスッと入ってきたり、心に留まる表現がある。一冊の本として感じ入るほどではなかったけど、「意味の明晰な欠け方について」を読むと、同じ言語を与えられているのに私はことばをこのように表現できないなと思う。ことばに鋭敏であるための知性と感性が磨き上げられてないからだな。「うれしい山」は山好きなら一緒にうれしくなれる。2023/10/11

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