出版社内容情報
最年少名人に王手をかけた藤井聡太の活躍を長く見続けてきた松本博文氏の「藤井聡太論」に加え、以下の24人の棋士・女流棋士が、印象に残る対局や忘れられない失敗から勝負飯や趣味、恋まで語りつくす
渡辺明
森内俊之
蛸島彰子
中倉彰子
藤森哲也
木村一基
谷合廣紀
山口恵梨子
戸辺誠
石田和雄
瀬川晶司
中倉宏美
島井咲緒里
上村亘
中村修
藤田麻衣子
羽生善治
斎藤慎太郎
桐谷広人
佐藤天彦
森下卓
飯島栄治
鎌田美礼
谷川浩司
内容説明
棋士にとって将棋とは家族とは人生とは。藤井聡太論書き下ろし8ページ。
目次
藤井聡太論
渡辺明
森内俊之
蛸島彰子
中倉彰子
藤森哲也
木村一基
谷合廣紀
山口恵梨子
戸辺誠
石田和雄
瀬川晶司
中倉宏美
島井咲緒里
上村亘
中村修
藤田麻衣子
羽生善治
斎藤慎太郎
桐谷広人
佐藤天彦
森下卓
飯島栄治
鎌田美礼
谷川浩司
著者等紹介
松本博文[マツモトヒロフミ]
将棋ライター。1973年、山口県生まれ。東京大学法学部卒。在学時、将棋部で団体戦全国大会優勝。2003年から「青葉」の名で将棋のネット中継に多く携わる。現在はネットニュースを多数執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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trazom
106
AERAに連載された棋士へのインタビュー記事を集めたもの。男性優位の将棋界で、本書に登場する24人中、7人が女流棋士というのがユニーク。とりわけ、女流7人中LPSA関連が5人というのは、日本将棋連盟とLPSAとの確執にも関わった著者なりの思い入れなのだろうか。藤井七冠の登場で、棋士に世間の注目が集まるのは嬉しいことだが、徒に棋士のプライバシーを暴露するような報道には危惧を覚える。本書の記事にも少し気になる表現があるが、最近の、羽生家と著者とのいざこざなどを思い浮かべ、ちょっと心配になってくる…。2023/09/01
じいじ
72
地味でマニアックな「プロ将棋」の世界が、俄かに賑わってきました。それは、2002年生まれの若武者・藤井聡太が登場して、あっという間に「八冠制覇」の偉業を達成したからです。彼の人気は将棋は指さないが、我が息子のごとく関心を抱くおばさま方がたくさん、いると訊きました。過去、27年前に羽生善治が、当時の七冠を独り占めして世間を騒がせ国民栄誉賞まで獲りました。これからの興味は、藤井聡太・八冠の一角を崩すのは、誰で? それは何時なのか? 興味は尽きません。2023/12/01
Sam
48
人選がいい。登場する24人はスーパースターばかりではなく、すでに現役を退いた年配の棋士もいればまだ伸び盛りの若手、あるいは女流棋士も多く取り上げられていて、普段藤井くんの棋譜やタイトル戦ばかり観ている自分には全く知識のない世界を垣間見ることができたように思う。こういう本を通じて将棋ファンの裾野が広がるのは本当にいいことだと思う一方、やはり将棋は真剣勝負の世界であり、藤井一強時代のいま、現役棋士の皆さんには谷川先生の言葉(「君たち、悔しくないのか」)を胸に刻んで頑張って欲しいものだ。2023/06/28
R
36
将棋に近しい人との対談を集めた読み物。現役以外の棋士の話も多く面白いが、何よりもLPSAのことを多く知ることができてとてもよかった。引退した女流の先生が普及にいそしむ他に、新たな人生を確かに歩んでいるという姿も見られて感動した。みんな将棋が好きなんだなという話でもあるが、人間としてどう生きるかをしっかり考えて実践しているというのが素晴らしい。変わり種で桐谷さんも載ってたけど、投資の話が大半だったのは笑ってしまった。これからの将棋、AIの話など興味深い内容満載だった。2023/10/25
ま
24
だいたいの人が藤井聡太について語っている。戸辺父の農家転職って知ってはいたけどすごい決断だなと今改めて思う。向いてる仕事に就きたい。。2024/06/27
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- 和書
- 黒澤明と三船敏郎