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出版社内容情報
九つの世界初を成し遂げた「はやぶさ2」のプロジェクトリーダーによる初のビジネス書。絶対に失敗できないミッションを成功に導いたマネジメント法を完全解説。リスク管理とメンバーの自主性を両立させ、チーム力を最大化する方法が明らかに。
内容説明
一介の技術者から突然、600人を束ねるリーダーに。そして「9つの世界初」を達成!100点満点で1000点!目標の10倍の成果を狙えるチームのつくり方。
目次
序章 想定外の「プロジェクトマネジャー」就任
第1章 「短納期」「低予算」だった、はやぶさ2プロジェクト
第2章 世界初を実現するためにつくられた「はやぶさ2」
第3章 目指したのは「想定外を想定できる」チームづくり
第4章 想定外を想定する力を養う「訓練」
第5章 チームの総合力を引き出した「建設的な意思決定」
第6章 「失敗が許されない挑戦」を可能にした作戦
第7章 想定外の事態を乗り越えつかんだ成果
終章 はやぶさ2が教えてくれた理想のリーダー像
著者等紹介
津田雄一[ツダユウイチ]
JAXA(宇宙航空研究開発機構)宇宙科学研究所教授、はやぶさ2プロジェクトマネジャー。1975年生まれ。東京大学工学部航空宇宙工学科卒、同大学院航空宇宙工学専攻博士課程修了。博士(工学)。2015年、史上最年少でプロジェクトマネジャー(はやぶさ2プロジェクト)に就任。専門は宇宙工学、宇宙航行力学、太陽系探査(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
58
ここで言われている「無駄」の意味を考えた。何となく・・・ではなくて、いろいろ想像・創造を広げて、そこで気づいたことを取り込む。ここが、根本的に違うと思う。その想像を広げること、広げるように仕向けることが、津田さんの役割の重要なことだったのではと思う。その気にさせるということ、人それぞれの特徴と役割。そして、お互いをリスペクトすること。ここが、グループとチームの大きな違いかなと思う。よく使われるようになった「想定外」という言葉。それを持ち出す時点で、既にプロセスも結果も予想される。気づきの多い1冊。2022/04/07
toshi
10
プロジェクトリーダーの立場から見たはやぶさ2の開発裏話的なドキュメンタリ。 タイトルから「無駄」の大切さを説くような内容だったらどうしよう思ったけれど、ある意味「無駄」は象徴的に使われている感じで助かった。 私自身エンジニアとしていくつもの製品開発に携わってきたので、自分のことのように臨場感をもって読むことができて、とても面白かった。 基本的に「です。」「ます。」で書かれているのに、たまに言い切るところが有ってその度にちょっと戸惑ってしまう。2022/03/19
アジャ
4
はやぶさ2プロジェクトマネジャーの開発から運用そして大成功、さらに残った力で再度別の小天体への挑戦と楽しみは続く。専門的な内容が多いが、このミッションの難しさがよくわかった。2025/05/09
ヤギ郎
4
2022年4月13日読了。2022/04/13
けろ
4
おもしろい本だった。プロジェクトマネージャーについて参考にしようと思って読んでいたけれど、臨場感があり、本当に採取してきたのだなということを感じられた。多くの人の士気を高く保ち続けるためには、何かテクニックとかではなく、数手先を読むとか、人間性な部分だったりなのかなと思う。こういったものを子どものころに知れていたらかなり良かったな〜と。あまり思っていたような「無駄」ではなかったけど、リソースが足りない中でもこうしたことを楽しめる余裕を持って全力で取り組めるようなPJを作りたいと思う。2023/03/18