出版社内容情報
雑誌「AERA」の連載に書き下ろしを加えた初エッセイ。少年時代、映画への想い、社会のひずみや権力への静かな憤り、旅先で出会った人々との出来事など「人間は誰しも芝居をしながら生きている」という持論のもと、独特の感覚で綴る。
内容説明
ノイローゼになりそうな海外撮影、みっともなくも切ない少年時代の思い出、海外で出会った変わった人、社会にはびこる理不尽への静かな憤り、自身の内側に棲むもの、母のこと―。日本を描く日本人として、社会や人を真面目に見つめる映画監督が、自身の「研究課題」について、圧倒的にやさしい目線で語る。雑誌「AERA」での人気連載「ウーハイあるいはウーロンハイ」に書き下ろしを加え、待望の単行本化。
目次
プロローグ
第1部 二〇一八年、二〇一九年(変わった人との出会い;幼かった頃の思い出;内面考察;今の時代;映画のこと)
第2部 二〇二〇年
解説
著者等紹介
石井裕也[イシイユウヤ]
1983年生まれ。大阪芸術大学の卒業制作『剥き出しにっぽん』(2005年)が第29回ぴあフィルムフェスティバルでグランプリ・音楽賞(TOKYO FM賞)を受賞。『川の底からこんにちは』(09年)で商業映画デビューし、第53回ブルーリボン賞監督賞を史上最年少で受賞。『舟を編む』(13年)で第37回日本アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀監督賞を受賞。その後、『ぼくたちの家族』(14年)、第33回バンクーバー国際映画祭で観客賞を受賞した『バンクーバーの朝日』(14年)、第91回キネマ旬報日本映画ベスト・テン第1位や第12回アジア・フィルム・アワードで最優秀監督賞を受賞した『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(17年)を監督。また、TBSの連続ドラマ『おかしの家』(16年)の監督、舞台公演『宇宙船ドリーム号』(17年)の脚本、演出など、活動は多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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