ワインは毒か、薬か。

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ワインは毒か、薬か。

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  • サイズ A5判/ページ数 164p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784023317741
  • NDC分類 588.55
  • Cコード C0047

出版社内容情報

感染症は微生物が起こす病気である。そして、ワインや日本酒などのアルコールは、微生物が発酵によって作り出す飲み物である。両者の共通項は、とても多い。「川島なお美のがん死とワインの関係」ほか、ワインの歴史や新事実をひもときながら、感染症専門医が「アルコールと健康の関係」を解説する。

内容説明

ワインは健康によい、悪いという真逆の2説。微生物屋のイワタが「本当のところ」を教える。石川雅之『もやしもん』描き下ろし(4D)マンガも収録!

目次

川島なお美さんのがん死とワインの本当の関係
さくらももこさんの乳がんは喫煙が原因!?
「悪魔の味方」でワインを検証する理由
譲造酒、蒸留酒、混成酒…わかりづらいお酒の定義
「アルコール発酵」の偉人、微生物学が関係する理由
『もやしもん』で人気の菌名はビールが語源!
「おかしな主張だけど当時は正しかった」は科学の常
黒木瞳さん「失楽園」で有名な1級ワイン「格付け」の意外なきっかけ
「脚気」が感染症と疑われた理由
「君の名は。」にも出てきた口噛み酒の風習〔ほか〕

著者等紹介

岩田健太郎[イワタケンタロウ]
島根県生まれ。1997年島根医科大学卒業。2004~09年亀田総合病院(千葉県)。08年から神戸大学大学院医学研究科・医学部微生物感染症学講座感染治療学分野教授。神戸大学都市安全研究センター感染症リスク・コミュニケーション研究分野教授。米国内科専門医など

石川雅之[イシカワマサユキ]
大阪府堺市出身。『もやしもん』で、2008年に第12回手塚治虫文化賞マンガ大賞、第32回講談社漫画賞一般部門、平成20年度醤油文化賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

瀬谷

8
もやしもんのイラストに惹かれて読了。ワインがメインだけどそれ以外の発酵食品についても蘊蓄話が楽しめたし、天然物信仰への切り口も良かった。著者の感染症関連などの本読んでみたくなった。2022/12/17

乱読家 護る会支持!

4
意味不明の表紙(笑)。 内容が分かりにくいタイトル(笑)。 最初の数ページの意味不明の漫画(笑)。 「絶対に売る気ないでしょ」と言いたくなる本ですが、、、 めっちゃ面白かったです(僕だけかもしれないけれど)。 中身は感染症専門医が書いた、発酵食品を中心とした科学本です。 岩田先生は、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」での感染症対策を痛烈に批判された先生として有名になられましたが、厚労省官僚やその御用医師に媚びることなく、常に科学的視点で本質的に考える先生と僕は認識しています。2020/05/08

lovekorea

2
岩田先生が意外な?ところで活躍してますな。 流石に臨床家だけあって、エセ科学的なインチキを完全に廃した文章になっています。断定的な発言ができないとインパクトには欠けますが、真実というものは概ね退屈なものです。 とはいえ、面白いデータも論文とともに掲載されてて参考になりますね。2023/09/11

サリチル

2
ワイン以外にも酒類の勉強にもなり、自然科学的にも医学的にもわかりやすい内容です。初めて知ったこともあり酒類の楽しみ方が広がりました。2020/01/07

ひろぺん

2
岩田先生の解説。テレビや雑誌、ネットなどでまことしやかに流れてる俗説をぶった切るところもあり、面白い。天然もの崇拝もばっさりと。2019/05/04

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