出版社内容情報
「都会のトム&ソーヤ」シリーズや「名探偵夢水清志郎」シリーズ(いずれも講談社)のベストセラー作家、はやみねかおるがヤングアダルト向けに書き下ろしたミステリー。SNSの仮想空間「ルーム」で繰り広げられる殺人ゲームの行方は?
内容説明
ぼくが招待されたのは、SNSの仮想空間「奇譚ルーム」。ぼくをふくむ10人のゲストが、奇譚‐不思議な話‐を語りあうために集まった。そのとき突然、発言主不明のふきだしが現れる。「わたしは殺人者。これから、きみたちをひとりずつ殺していくのだよ」殺人者とはいったいだれなのか?死の制裁にはなんの目的があるのか?衝撃のラストがきみを待っている!
著者等紹介
はやみねかおる[ハヤミネカオル]
1964年4月16日、三重県に生まれる。三重大学教育学部数学科を卒業後、小学校の教師となり、クラスの子どもたちに読み聞かせするための物語を書きはじめる。1989年「怪盗道化師」で、第30回講談社児童文学新人賞に入選し、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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YAから繋がる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aquamarine
89
ぼくが招待されたのはSNSの仮想空間奇譚マニアの「ルーム」でした。ゲストが一つずつ奇譚を話し、面白くなかったらホストに殺されてしまいます。「ルーム」での会話がメインとなるこの話では、その様子が横書きでLINEの画面と同様のアイコンと吹き出しで表現されていて、普段本を読まない方にも読みやすいと思いました。ふんわりと児童書のイメージで読み進めましたがラストの怒涛のような展開がしっかりミステリで愕然としました。ヤングアダルト向けなので物足りない方もいらっしゃると思いますが、私は綺麗なストーリーを楽しみました。2018/05/09
ままこ
78
SMSの世界『奇譚ルーム』。アバターはぬいぐるみ。ここではルームのホストに奇譚を各自披露しなければならない。そしてホストが面白いと思わなければ一人ずつ消されていく。次々殺されていく招待者達。誰がホストなのか予想しながら読んでたら予想を上回るどんでん返しが待っていた。ゲーム感覚な文体と作り込まれたプロットが織りなす奇想天外なミステリー。2018/07/31
えりこんぐ
78
仮想空間で起きる殺人事件。10人のアバターが次々と消えていく。彼らの共通点は? そしてマーダラーの正体は⁉️ 横書きの斬新なストーリーだった。この作家さんは児童文学で有名な方ですよね。お恥ずかしながらはじめましてです(^_^;) 単純な性格なので全く結末が予測できず驚いた! サラっと短時間で読めるのもいい。娘がミステリーデビューしたら薦めようかな。ちっともデビューせんけどねー..。2018/06/18
うどん
69
ぬいぐるみが可愛い(*´`) 横文字で慣れなくて読みづらかったです。奇譚の内容も微妙でした。すみません?2018/06/26
みゆ
66
久々のはやみねかおるさん。「ソード・アート・オンライン」バリの出だしで『子供向けミステリーの大御所も今はラノベ風なのね』と思っていたら、オチは名作サスペンス映画のオマージュでした。映画に比べ怖さ控えめでしたが面白かったです。2018/08/11
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