できない脳ほど自信過剰―パテカトルの万脳薬

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784023316027
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C0095

出版社内容情報

『脳はなにげに不公平』の続編で、脳科学者である池谷裕二・東京大学薬学部教授が贈る、柔らかくも鋭い視点満載の内容。

内容説明

「あいつ、たいしてできもしないのに自信満々だな」「うちの上司、人よりできると思ってるよな」そんな風に思うこと、ありませんか?実は脳ってうぬぼれやすいんです!人気脳研究者が綴る、脳の不思議なクセと科学の最新知見。

目次

1 脳のクセを知る
2 記憶とは何か
3 ヒトをヒトたらしめるもの
4 「気持ちいい」を科学する
5 見えない世界
6 未来を考える

著者等紹介

池谷裕二[イケガヤユウジ]
1970年、静岡県生まれ。薬学博士、東京大学薬学部教授。神経の可塑性を研究することで、脳の健康や老化について探求している。2013年、日本学士院学術奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かわうそ

32
★★★★★脳科学といえばこの人。1つの話題に対して3ページほどで記されているので飽きずに読みやすいし何より必ずデータを元にして書いてるので信憑性も高い。うつ病の患者には運動が有効であるというのは有名な話だけれども、うつ病の元になる原因物質を運動によって分解できるとは知らなかった。他にもiPS細胞で脳が作れた話や興味深い話がいくつもある。孤児院における研究でコミニュケーションを禁じると30パーセントの子どもは2歳までにほぼ亡くなってしまうという話。人間は本当に根からの社会的動物であるんだなと。2021/10/21

あっきー

20
⭐3 以前ムチ打ちで通院しているときに待合室に週刊朝日があり暇つぶしによかったがこの連載には気がつかなかった、脳について興味深いことをサッと読めるよう解説している、人間はコンピューターに比べて創造、芸術、直観、気遣いが優っていると考えられてきたが、創造面で最近はそうでもなく、また根気よく耳を傾けてくれる人工知能カウンセラーのほうが他人よりも遠慮無く言いたい事が全部言えるということもあるらしい2021/11/21

aloha0307

18
思ったよりさらりと読める脳科学的知見からのエッセイであった。脳 ってホントうぬぼれやすいんですね...快と不快はこんなにも近い感覚とは驚きです。人間は、メビウスの輪のうえの快と不快を往来する倒錯を内に抱えているのだね。2017/09/02

こうちゃ

17
週刊誌に連載されていたエッセイだからなのか、「おとり効果」の上手な使い方、ネズミも後悔する、などタイトルも内容もわかりやすくて面白かった。2017/10/27

バトルランナ-

16
4点。の割に感想長い。 相手を見下す傾向はもっと身近なところでも普遍的に見られます。 例えば私は学生の頃、隣のクラスの生徒は自分のクラスのメンバーよりも無個性で平凡な集団であるように感じたものです。 これは外集団同質性バイアスと呼ばれる脳の癖です。 見えない相手をつい見下してしまうのは脳の本質的な性癖ですP51。 あるある^_^2020/06/13

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