出版社内容情報
【文学/日本文学評論随筆その他】物忘れが多くなり、「ボケの始まりか」と不安になった記者。脳を活性化させる体操、楽器演奏、薬などに次々と挑戦。2年間のさまざまな取り組みにより、「認知症」の症状が徐々に改善していく。体当たりでぶつかったルポルタージュ。
山本朋史[ヤマモトトモフミ]
内容説明
MCI(軽度認知障害)と診断された著者。それから2年―必死に早期治療に取り組んだ結果、検査の数値が良くなってきた!あきらめるのはまだ早い!運転時認知障害早期発見チェックリスト付き。
目次
第1章 改善とミス
第2章 新しいチャレンジ
第3章 MCI当事者として語る
第4章 認知症とドライブ
第5章 科学的測定ではV字回復
番外編
著者等紹介
山本朋史[ヤマモトトモフミ]
1952年、福岡県生まれ。毎日新聞社を経て83年、朝日新聞社入社。横浜支局に配属されたのち、86年から週刊朝日編集部へ。記者としてリクルート事件、KSD事件、オウム事件などを取材、副編集長を経て編集委員に。現在も編集委員として、取材や連載編集などに携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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飯田健雄
36
やはり認知症は65才過ぎると、他人事ではない。徘徊は 方向感覚が認知できなくなる症状だが、10キロも20キロも 行軍できるのは、脳が衰えて足の痛みを感じなくなるから、 すなわち、身体的痛みを大きく感じるうちは、認知症ではないということを、この本から教えてもらった。2017/05/01
Humbaba
6
認知症の治療をしているというのは、自分が認知症になっているということを周囲に公表することにもなる。だからこそそれを公表するのは気が引けるが、治療を受けるのは決して恥ではない。うまくいかないこともあるが、それを恥じて行動するのを辞めるのではなく、医者のことを信用して行動し続けることが大切である。2016/11/10
Mao
6
「認知力アップの効果は健康な人ほど得られやすい。早ければ早いほどMCI(軽度認知障害)や認知症の予防につながります(p239)。」 MCI改善のトレーニングを率先して研究しているオリーブクリニックお茶の水は、我が家から徒歩で行けることがわかって、ちょっと安心(笑)。 予防のために料理と乗馬を続けようと思った。2016/08/14
fuku
1
山本さん、応援してます。お手本にさせていただきたいです。2020/02/23
まちゃ
1
筋トレや音楽療法を試しながら認知障害を克服しようと努力する作者。テストでは改善が見られているはずなのに、2日続けて財布を失くしたエピソードを読むと、彼の失望感が伝わってきて、心中を察します。最近、言葉に詰まることが多くなったり、考えがまとまらなかったり、すわ認知症かと焦ることが多くなってきました。この本に書いてあることを参考に、日々の生活を見直したいと思います。2016/08/12
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