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テクノロジーが雇用の75%を奪う

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  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784023313668
  • NDC分類 366.2
  • Cコード C0033

出版社内容情報

【社会科学/経済財政統計】テクノロジーの発達や機械化によって、私たちの仕事はますます奪われていく。雇用格差が避けられない状況のなか、政府や労働者はどのような策をとるべきなのか。気鋭のIT起業家が、誰よりもシビアに労働市場の現実と未来を描く。

内容説明

機械は人間に代わって労働することはできるが、消費することはできない。消費者を失った大量消費市場はやがて破綻するだろう。未来において経済を持続させるために、われわれがとるべき方策はあるのか。アメリカで大反響を呼んだ問題作!

目次

第1章 トンネル(ごく“普通”の人たちの雇用;大量消費市場とはなにか;光のトンネルで大量消費市場をイメージすると ほか)
第2章 加速(わが子供たちの将来;ムーアの法則と進化の加速度;金持ちはさらに超金持ちに ほか)
第3章 危機(市場の予測機能;2008年から2009年の景気大後退;オフショアリングと工場の海外移転 ほか)
第4章 移行(失業率75パーセントの未来;自由市場経済の構成要素:誘因;自由市場経済を堅持するために ほか)
第5章 緑色の光(新経済システム後の社会;貧困との戦い;基礎的な経済的制約 ほか)
付記と最後の考察(本書で紹介してきた考えに誤りはないか(反対意見とその回答)
「現実を無視しよう」という反論
考察に値する二つの質問 ほか)

著者等紹介

フォード,マーティン[フォード,マーティン] [Ford,Martin R.]
未来学者。ミシガン大学コンピューター工学部卒業、カリフォルニア大学ロサンゼルス校経営大学院でMBAを取得。ロボットや人工知能、オートメーションの進化が社会や経済に与える影響を研究する。自身もシリコンバレーでソフトウェア開発会社を創業、コンピューター設計、ソフト開発のキャリアは25年以上に及ぶ。フォーチュン、フォーブス、アトランティック、ワシントン・ポストへの寄稿のほか、NPRやCNBCなどのラジオやテレビにも多数出演している

秋山勝[アキヤママサル]
立教大学卒。出版社勤務を経て翻訳の仕事に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カザリ

35
ほぼSFであり(と私は思う)そう簡単に今の仕事がオートメーション化されるとは思えない。しかし現状の3割増しで失業者が増えた場合にも社会全体として労働者イコール消費者であるから、大変なことになる。はっきり言って、いろいろ考えさせられるが、著者よりずっと前からカーツワイルが言っているように、人間は生まれた瞬間に退職となり、AIから徴収した税金を退職金として支払われる運命にあるのかも、しれない。問題はそうした場合人間の生きるやる気っていうのが、なくなるからそれを考えるのが大変という。想像力の見せ所だと思うね。2017/01/22

Willie the Wildcat

27
技術革新を基点とした雇用と消費の変動。危機感を持ち、日々研鑽を怠らないこと!と解釈。弁護士の事例もそうだが、Core Competencyの変化の有無が鍵という気がする。一歩踏み込んだ問題提起が時に刺激的。故に、著者提言に”捻り”がないのが意外。但し、「付記と最後の考察」に著者らしさが滲み出る。敢えて疑問点を挙げるとすれば「教育」。就職が教育の最終目的ではなく、人間としての素養を磨くこと。理想論だけでは食べていけないが、一定の理想を念頭に現実を生きたいものだ・・・。2015/06/04

パキ

5
これが2009年にアメリカで出版されたようなので、その時期にこの予測をしているのはすごいと思った。また、その書籍が日本で2015年に出版されるタイムラグに悲しくなった。2018/04/15

厩火事

5
最近話題のAIのお話 大量生産に向けてのいわゆるルーティンワークがAIに置き換わると日本では主に言われていますが、弁護士や技師の仕事の方がAIと相性がいいとは目から鱗でした。総じて言えば、命令待ちの仕事をしていれば、機械がやった方が断然効率がいいわけです 経済学も絡めて書いてあるのでとても興味深い本でした。2016/08/13

☆ツイテル☆

4
フライヤー2022/01/12

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