出版社内容情報
【文学/日本文学評論随筆その他】養殖鯛より天然鯛のほうがおいしいように、家畜肉よりジビエのほうがおいしい。しかし日本では「高い」「クサい」と敬遠される。そんな日本人の肉食文化を変えるべく奔走するジビエの本場で修業したフレンチ料理家・狩猟女子の奮闘記。
内容説明
「高い」「クサい」と敬遠されてきたジビエの魅力を伝えるべく、フレンチ料理家の狩猟女子が立ち上がった―日本人と肉食の関係は、まだ、どこかよそよそしい。「命」が「食べもの」に変わる厳粛な瞬間を通して、「食」が深まっていく不思議と感動を!
目次
1 これは天命?ジビエ料理との出逢い(消えやらぬ死の叫びと臭いの中で私を満たした感覚;フランスでのジビエ初体験、その鮮烈な味わいに驚く ほか)
2 晴れて、ハンターになりました!(里山が失われた日本の深刻な獣害;フェイスブックの“啓示”から突然訪れた解体のチャンス ほか)
3 狩猟をはじめて考えるようになったこと(正式にハンターになって伝えられるようになったこと;日本人が育んできた肉食の歴史 ほか)
4 イノシシと人間の知恵競べ(とうとう知恵競べに勝った!大物イノシシとの遭遇;長年の疑問だったあの食材の謎が解けた! ほか)
5 命と向き合い、再び出合えた原点(料理そすることで動物たちの魂の抜け道を作る;平和な気持ちで、歓びをもっていただくこと ほか)
6 いただいたおいしさを分かち合う(それぞれの新しいシーズン;ひとつの到達点!ついに幻のレシピに着手!)
著者等紹介
井口和泉[イグチイズミ]
代官山イル・プルー・シュル・ラ・セーヌでフランス菓子、料理を学ぶ。同校、ル・コルドン・ブルー東京校、フランス国立製菓学校イッサンジョー校にてデイプロム取得。庭から摘んだハーブや野菜を用いた料理、四季折々の保存食と酵素作りなどの料理教室のほか、全国各地での講義やワークショップ、商品開発、生産者と共催しての料理会など多岐に渡り「おいしい」にかかわる。保存食作りとピクニックを軸に、旅先の土地と食卓と人をむすぶレシピを提案中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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