料理家ハンターガール奮戦記―ジビエの美味しさを知らないあなたへ

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料理家ハンターガール奮戦記―ジビエの美味しさを知らないあなたへ

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784023313620
  • NDC分類 659
  • Cコード C0095

出版社内容情報

【文学/日本文学評論随筆その他】養殖鯛より天然鯛のほうがおいしいように、家畜肉よりジビエのほうがおいしい。しかし日本では「高い」「クサい」と敬遠される。そんな日本人の肉食文化を変えるべく奔走するジビエの本場で修業したフレンチ料理家・狩猟女子の奮闘記。

内容説明

「高い」「クサい」と敬遠されてきたジビエの魅力を伝えるべく、フレンチ料理家の狩猟女子が立ち上がった―日本人と肉食の関係は、まだ、どこかよそよそしい。「命」が「食べもの」に変わる厳粛な瞬間を通して、「食」が深まっていく不思議と感動を!

目次

1 これは天命?ジビエ料理との出逢い(消えやらぬ死の叫びと臭いの中で私を満たした感覚;フランスでのジビエ初体験、その鮮烈な味わいに驚く ほか)
2 晴れて、ハンターになりました!(里山が失われた日本の深刻な獣害;フェイスブックの“啓示”から突然訪れた解体のチャンス ほか)
3 狩猟をはじめて考えるようになったこと(正式にハンターになって伝えられるようになったこと;日本人が育んできた肉食の歴史 ほか)
4 イノシシと人間の知恵競べ(とうとう知恵競べに勝った!大物イノシシとの遭遇;長年の疑問だったあの食材の謎が解けた! ほか)
5 命と向き合い、再び出合えた原点(料理そすることで動物たちの魂の抜け道を作る;平和な気持ちで、歓びをもっていただくこと ほか)
6 いただいたおいしさを分かち合う(それぞれの新しいシーズン;ひとつの到達点!ついに幻のレシピに着手!)

著者等紹介

井口和泉[イグチイズミ]
代官山イル・プルー・シュル・ラ・セーヌでフランス菓子、料理を学ぶ。同校、ル・コルドン・ブルー東京校、フランス国立製菓学校イッサンジョー校にてデイプロム取得。庭から摘んだハーブや野菜を用いた料理、四季折々の保存食と酵素作りなどの料理教室のほか、全国各地での講義やワークショップ、商品開発、生産者と共催しての料理会など多岐に渡り「おいしい」にかかわる。保存食作りとピクニックを軸に、旅先の土地と食卓と人をむすぶレシピを提案中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

to boy

30
料理家の著者が、「どこまでが『命』で、どこからが『食べ物』だろう」と疑問を抱き、ジビエ料理に出会う中、山に入って獲物をとるところから経験してみようと試みた本。猟銃免許まで取得し、仲間たちと猪やアナグマを仕留め料理をしながら疑問への回答を見つけていく。料理家だけあってそのメニューを読むだけでよだれが出てきそう。なかなか面白い一冊。2019/02/14

しーふぉ

22
熊谷達也のまたぎ小説を読んでから猟に興味を持った。若い女性の料理家が食べることを考えて、実際に狩猟免許の取得や猟に同行し解体を行ったりをしたことを書いています。罠を仕掛け猪が掛かると鉄パイプで眉間を打ち気絶させてからナイフで動脈を切る…毎日続けるのは精神の消耗が甚だしいのが良くわかる。生々しい写真も少しあるので苦手な人は注意!2017/08/20

けんとまん1007

14
ジビエ・・たまに聞く言葉になった。命をいただく。その重さを感じることこそ、大切なのだと思う。そのための奮闘ぶりが、気持ちの変化も含め、伝わってくる。肉を見るのも辛くなってくるというあたりが、何となくではあるが、わかるような気がする。今の時代だからこそ、命の重さ、それを奪う場面を隠してはいけないのではないかと思う。「生き物」と「食べもの」という言葉が印象に残る。2015/09/13

たくのみ

14
「食べること」の先にあった疑問「食べることって生き物を殺すことじゃないの?」「どうしたら、いただいた命につながっていけるのだろう」の答えはジビエを自分で捌くことにあった。「狩猟で獲った食材」を意味するフランス語・ジビエを実践するために狩猟の免許をとって狩猟生活を実践していく。まさに女性版「山賊ダイアリー」イノシシは臭い、タヌキは食えない、すべて思い込み。そして、害獣を流通に乗せられないのは「解体処理施設」が圧倒的に不足しているから。食の意外な話題も豊富です。労作「4種の禽獣のラグー」かなり食べたいです。2015/04/17

あび

8
なんだかどうしても、ファッション的な目的で狩猟を行なっているように思ってしまう。料理家なのでレシピの話題が表立って出てくるのは仕方がないとしても、どうしても1つのキャラクター付けのためにやっているように感じる。そもそも自分で狩って食べることが重要で、すでにパック詰めされた肉を食べることでは命の尊さが学べないという考えも、押し付けがましいというか。。なんだかずっと変なモヤモヤが続きながら読み終えた。2017/05/28

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