出版社内容情報
【社会科学/経済財政統計】最も裕福な1%の国民が、富全体の93%を保持している格差大国、アメリカ。401kプランからニューエコノミーまで、富裕層を優遇し、中間層を苦しめてきた歴史を分析する。ピュリツァー賞受賞ジャーナリストによる、全米ベストセラーのアメリカ論。
内容説明
1%の金持ちはブッシュ減税以来1兆ドル以上を荒稼ぎ!暴利を貪る“新・富裕層”。ピュリツァー賞作家が暗部をえぐる!全米ベストセラー!!
目次
第1部 ミドルクラス全盛期(企業軍団の謀反―アメリカの歴史を変えた権力の移転;企業軍団の勝利―カーター政権と議会の方向転換;ミドルクラスの団結―権力移転前に機能していた市民運動の仕組み;ミドルクラスの繁栄―ニューエコノミー以前にあった「好循環」の仕組み)
第2部 夢を打ち壊す(九〇年代のニューエコノミー―アメリカを分断する「ウェッジ・エコノミクス」;新貧困層―特権が特権を維持し、貧困が貧困を生む;莫大なリスクの移転―セーフティーネットの罠にはまり、負債であがきがとれなくなる;新富裕層―一パーセントの、一パーセントによる、一パーセントのための経済)
第3部 不平等な民主主義(ゼロ年代の税戦争―企業ロビイスト、向かうところ敵なし;中央政界とウォール街の枢軸―「金融独占」で優位に立つ)
第4部 ミドルクラスの経済苦境(年金破綻―ぶち壊される引退計画;401(k)の罠―自分が自分のマネーマネジャーになる
住宅強盗―攻撃目標は堅実なミドルクラス)
著者等紹介
スミス,ヘドリック[スミス,ヘドリック] [Smith,Hedrick]
“ニューヨーク・タイムズ”記者時代、「ペンタゴン・ペーパーズ」の取材と1971~74年のロシア取材でピュリツァー賞を受賞。また、アメリカの組織問題をテーマにしたPBSの特番をプロデュースし、エミー賞を受賞
伏見威蕃[フシミイワン]
翻訳家。1951年東京生まれ、早稲田大学商学部卒。ノンフィクションからミステリー小説まで、幅広い分野で活躍中。『フラット化する世界』(日本経済新聞社)では、第1回国際理解促進図書優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ブラックジャケット
うえ
takao
K
フロム