出版社内容情報
京大人気教授による生き方・働き方の決定版。グローバル社会を生き残れ、とあおる近視眼的なビジネス書はもういらない。長期的・包括的な視点で自分にとって本当に大切なものは何かを考えながら生きる、真のサバイバル法を説く!
内容説明
仕事、人生をすべて計画してコントロールできると考えるのは人間のおごりです。むしろ、仕事や人生の「揺れ」を認めて時には折れながらもうまくつきあっていった方がいい。あらゆるものが変動し不確かなこの時代を幸福に生きるための作法。
目次
序章 ビジネス書が幸せの足かせになる時代
第1章 人生はコントロールできない
第2章 いまあるものを使って生きる
第3章 やりたいことが見つからなくてもいい
第4章 人生をストックからフローへ
終章 しなやかに生きる
著者等紹介
鎌田浩毅[カマタヒロキ]
1955年生まれ。東京大学理学部卒業。通産省を経て97年より京都大学大学院人間・環境学研究科教授。理学博士。専門は火山学・地球科学。テレビ・ラジオで科学を明快に解説する「科学の伝道師」。京大の講義は毎年数百人を集める人気で教養科目1位の評価(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん
31
必要なものは自分の中に有る。新しい事の吸収だけで無く、今の自分が持っているものにもっと眼を向けます。ノーバディからサムバディな人間に。2016/03/22
しん
30
実はこれまでビジネス書を結構沢山読んできたのですが、読んだ割には身に付いていないことを悲観していた気がします。そういう面を指摘して、ビジネス書との付き合い方を変えて、便利に使って行くことを提唱している本です。自己啓発書に書かれたことに縛られず、しなやかに生きることを提唱しています。しなやかに生きることによって、「想定外」の出来事にも対応できるということです。良い自己啓発書に出会い、考え方がちょっと変わった気がしました。2016/01/02
るっぴ
24
『しなやかに生きた方が気持ちよさそうだな』に共感。いい言葉だ。2016/02/15
miraiocoo
15
しなやかに生きることの大切さが書かれている。ビジネス書がダメではない。使い方を考へることが大切と2016/02/14
chie
8
地球上に生きることは大変なことだと改めて思った。これまで起きた災害、これから起きるであろう災害のことを考えてしまう。この本、ビジネス書とか自己啓発の分野に括ってしまうことはどうなんだろう。身体感覚を養うことは「率先避難」にもつながると思うし、この本自体がフロー型といえるのではないだろうか。(根拠はないけれど…。)過去におきたつらい体験、これから何がおきるかわからないことへの不安、そんなことを乗り越えて?幸せに生きていけたら、著者もそう願っているのではないのだろうか。2018/11/30