出版社内容情報
短く率直な文章で、誰でもリーディングができようになる──現代タロット界の巨匠、レイチェル・ポラックの集大成が遂に邦訳。ハンディなサイズでタロット全78枚のカードの解釈をいつでも携帯可能に。初心者から上級者までタロッティスト必携の書です。
内容説明
初心者も熟練者も、生涯を通じて読み返せる名著!ウェイト版1枚1枚のディテールが解き明かされ、やさしく、深くタロティストの心に刻まれる。
目次
大アルカナ(愚者;魔術師;女教皇;女帝;皇帝 ほか)
小アルカナ(数札)(ワンド;カップ;ソード;ペンタクル)
小アルカナ(コートカード)
著者等紹介
ポラック,レイチェル[ポラック,レイチェル][Pollack,Rachel]
詩人、小説家、タロット・カード・アーティストであり現代タロット解釈の世界的権威。『Unquenchable Fire』(アーサー・C・クラーク賞)、『Godmother Night』(国際ファンタジー賞)などの小説で受賞作品を持つ。タロットに関する著作は30冊以上に及び、世界14カ国で翻訳されている
鏡リュウジ[カガミリュウジ]
1968年、京都生まれ。国際基督教大学卒業、同大学院修士課程修了(比較文化)。心理占星術研究家・翻訳家。平安女学院大学客員教授。京都文教大学客員教授。英国占星術協会、英国職業占星術協会会員。日本トランスパーソナル学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金城 雅大(きんじょう まさひろ)
19
正直ほとんどわからず、かなり流し読みしてしまった(笑)が、大アルカナの特徴的なカードの説明は面白く読めた。500年以上前に発明されたカードを通して新たな世界の見方を知った気分だ。 タロットを象徴的モチーフとして引いている既読の小説を今読み返してみたら、また違った世界が見えるのかもしれない。 いつかタロット・リーディングをやってもらいたい。2018/07/27
ぺったらぺたら子
18
帯に「一生もののタロット入門書」と矛盾的に書かれているように、入門書として書かれながらも最も本質的なところを突いてくるので、ずっと参照し続けるような本だと思う。キーワードや意味がずらずら並んでいて当てはめるのではなく、本質的で抽象度の高い説明と最小限のキーワードに絞り込んである。自分で考え、感じる為の助けとなる様に作られている。また小アルカナやコートカードが構造的に理解できるのが有り難い。直感を導く為の本として、一冊目には難しいけれど、本格的に学びたい人には最高の良書。最終的に一番頼りになる本になりそう。2023/09/30
ばいおくん
4
物語の背景を楽しむトレーニング第二弾。いくつかのレビューにあるように、読み物として非常に読みやすい。タロットを全く知らない人が、意外なカードの背景に気がついたり。例えば「死」は不吉でもない、どこか東洋占星術とも同様のリーディングを示しているようで、興味深い。大小アルカナの使い方や、それぞれのスートにまつわるエピソードなど、純粋にカルチャーとしての背景を知る点でも、非常に面白かった。2016/03/01
真央
3
タロットカードを用いて、単なる占いのツールとして利用するだけでは勿体なく惜しい。 他者以外にも、深く繋がり難い自己、潜在的な意識、客観性を伴い初めて露わになる周囲の出来事、成長、心のカリキュラムなどをカードを通じて自身にゆっくりと尋ねてみる事で、誠にカードのもたらす意味を理解する大きな足掛かりになる。 タロットは易しくはないけれど、決して人生に否定的ではない。 カードに対する解説を抽象的で暈している理由は、カードの意味や情報を断定する事によって、タロットの奥深い世界を狭めてしまうのを防ぐ為である。2025/07/31
おやつ
3
これはナイスでした。深い。読みやすい。手がかりがたくさんある。特に今までピンと来なかった小アルカナについての解釈がよかった。「Dr.アポロの何でもスプレッド」がシンプルで好きです。2016/07/06