内容説明
「牧羊神」―青森高校生の寺山修司が全国の高校生に呼びかけて1954(昭和29)年に創刊した十代の俳句雑誌。1957(昭和32)年までに12号が出た。ここに寺山俳句の精髄がある。未発表句・手紙収録。
目次
第1章 高校時代の手紙(「青い森」時代;春の峠ふりむ…;「牧羊神」結成に関するメモ;「牧羊神」創刊号;「牧羊神」第二号)
第2章 俳句・短歌に刻む永遠の青春(君と逢いたい;川口市幸町;乳房喪失;少女の手紙と道場破り;「牧羊神」第三号;パン句会例会記;「牧羊神」第四号;「牧羊神」第五号)
第3章 十七音詩の荒野へ飛翔していく寺山修司(幼年時代;幼年期から少年期;出発は俳句だった;「高校時代」;八月の青森;「牧羊神」第六号;全国学生俳句祭;「牧羊神」第七号;「チェホフ祭」;点滅して明なり;自己形成の記録・十代の作品;五月の鷹)
第4章 寺山修司の俳句(寺山俳句の背景;母を詠んだ句;父を詠んだ句;無償の精神の光芒―寺山修司と俳句)
著者等紹介
松井牧歌[マツイボッカ]
本名・壽男(としお)。昭和10年5月3日大阪府に生まれる。昭和26年「群蜂」入門、榎本冬一郎に師事。昭和29年「群蜂」同人。寺山修司らの「牧羊神」創刊に参加。昭和39年群蜂賞受賞、現代俳句協会会員。昭和37年川崎三郎らと同人誌「拳」創刊。昭和61年「響」創刊同人、編集同人。昭和63年6月号より1年間「俳句とエッセイ」に連載20句発表。平成5年から亡くなるまで「水路」俳句会を主宰。平成13年から句誌「一滴」同人に。平成19年3月16日急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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