なさけないけどあきらめない―チェルノブイリ・フクシマ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784023309661
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0095

目次

第1章 マルに近いサンカクを探る
第2章 カマタ・フクシマノート(3月;4月;5月)
第3章 三人と意見をぶつけ合ってみる(山下俊一・長崎大学教授―チェルノブイリと福島原発 同じ病巣と相違点;住田健二・大阪大学名誉教授―組織も監視も情報公開も原子力は未成熟だった;田中優・エコロジスト―すぐに原発廃止しても節電と自然エネルギーで対応できる)

著者等紹介

鎌田實[カマタミノル]
1948年、東京都生まれ。諏訪中央病院名誉院長。91年に日本チェルノブイリ連帯基金を設立し、ベラルーシに20年間で医師団を94回派遣し、約14億円の医薬品や医療機器を支援してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふむふむ

2
今回の地震・原発事故で「絶対安全」なものは無いということが、思い知らされた。政治家が発言のなかで「津波」を比喩的に使用しただけで叩きまくるマスコミ。何を信じる?何が大事?根本になるものが欠落している日本。本文中で著者が「ぼくは哲学が大事じゃないかなと思っています。哲学がこの国に無くなったから、こういうことが起きてしまった。僕自身の原子力に対する哲学がしっかりしていなかった。・・・ちゃんとした哲学があったら「空気」に負けなかった。」その「哲学」は何だろう?どうしたら得られるのだろうね。悩むばかりです。2012/01/13

バジル

1
何度も読むのを止めようと思ったが最後まで読んで良かったと思う。3.11からもうすぐ一年が経ちます。放射能への脅威が驚く程薄れていた事に気付かされました。2012/03/03

Ponyo

0
鎌田先生は長野の地域医療に拘りと信念を持たれ、チェルノブイリにも何度も行かれているということは別の本で読んで知っていた。だから、福島についてどう考えているのか気になって読んでみた。率直な物言いは分かりやすく、正しいと思うことへの行動力はすごい。チェルノブイリを知っているからこそ胸を痛めておられるのだろうが、何もしない自分に比べたら瞬時に行動にうつして誰かの役に立っているのだから、すごい。豊かさを求めて日本を、世界を汚してしまったというメッセージに、無関係ではないのだという現実を突きつけられた気がした。2016/05/29

yomineko@ヴィタリにゃん

0
チェルノブイリに90回以上訪問した医師の福島の真実、東北の方々の現状を国民目線で描かれている。2011/09/24

godon

0
鎌田實さん、有名な人らしい。チェルノブイリに行ったり来たりで放射能とのつきあい方を熟知した人。本書は昨年3月の地震発生から5月末まで、日記のような形で経緯と鎌田さんの考えを書き散らしたようなもの。著者はチェルノブイリの汚染森で摂れたキノコのスープを納得した上で食べるという。63だし、おもてなしの心を考えたら食べたくなると。絆が大事だと。悲しいかな、みんな著者ほど知識や教養はないし、納得するか否かの材料も大して持ち合わせていない。絆や無知にたかる汚染作物流通業者がほくそえむぞ。2012/06/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/3497343
  • ご注意事項

最近チェックした商品