内容説明
老老介護で、遠距離介護―93歳の要介護度5の母を看るのは、72歳の著者とその妹。しんどい日々の中でも“笑い”を忘れない「朗朗介護」を綴ったエッセイ。
目次
第1章 朗朗介護―「笑う力」で、さあスタート
第2章 がんとの遭遇―ま、五回目だけど
第3章 要介護度5―なんと、母が仲間入り
第4章 それぞれの介護人生―誰も、一人ぼっちじゃない
第5章 介護の現実―ほんと、半端じゃない
第6章 介護も仕事も―欲張って生きよう、どんなときも
著者等紹介
米沢富美子[ヨネザワフミコ]
1938年、大阪府生まれ。理論物理学者、慶応義塾大学名誉教授。アモルファス(非結晶物質)研究で国際的に活躍。1996~97年には、日本物理学会会長を女性で初めて務めた。2005年、ロレアル‐ユネスコ女性科学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hisakodosu
3
介護の壮絶さも暗さは感じなかったが、自分は娘にはさせず、プロにお願いする。この一言がすべてを物語っている。2014/10/14
雛
1
散る桜残る桜も散る桜2013/12/26
ホキム
1
自分が親の介護で苦労した人は 自分も子供に看てもらおう などとは間違っても考えない。本当に言えていると思う。介護した人しかわからない考えだと思う。私もその一人だが。。。2012/05/21
kanagon88
0
そのバイタリティに感動.母親の介護も,朗らかにこなし,自分の5回のがんも全くへこたれずに克服する.手術の翌日にはパソコンに向かう化け物だと書いてあるが,まさに驚き.並外れた頭脳の持ち主は,身体も精神も並外れているらしい.2015/08/17
kokeko
0
書かれた当時より介護サービスの状況は変わっている。各家庭での「努力」を強いられていたのがわかる。介護に直面した時の担う側の抱え込まない姿勢は大切と思う。2015/03/09