日本の百年企業

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日本の百年企業

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  • サイズ B6判/ページ数 380p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784023308794
  • NDC分類 335.21
  • Cコード C0034

内容説明

日本の老舗企業は、目先の損得、自らの利益だけを追わず、社会とともに生きてきた。しかし、百年を超える歴史を紡いできた老舗といえども、たえず課題はある。信用に裏打ちされた暖簾をどのように守り、かつ破っていくのか。事業継承はどうするのか。さまざまな困難を乗り越え、それを糧とし、次の百年を切り拓いていく老舗111社の物語。

目次

今、老舗から何を学ぶべきか
北海道地区「うそをつかない」
東北地区「分を尽くせ」
北関東地区「求めるものはここにある」
南関東地区「一歩一歩『共存共栄』」
甲信越地区「信用第一」
北陸地区「伝統とは革新の連続」
東海地区「技術の継承が生命線」
近畿地区「一粒万倍」
中国地区「意地と見栄と覚悟」
四国地区「暖簾を破れ」
九州・沖縄地区「手わざ 心をつなぐ」
老舗は何を伝えてきたか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山田太郎

22
酒造屋が多いと思ったら、あとがきみたらやっぱりそうだった。同じところに5年以上勤めたことがない私としては、100年なんてとんでもないなと思った。2011/09/29

けんとまん1007

15
百年を超える歴史がある。それだけでも凄いことだ。以前から何度も耳にした言葉が何度もでてきた。伝統は革新の連続。ただ、同じことをやっているだけでは、生き残れない。もちろん、コアとなる部分は大事にしながら、常に、新しい要素も盛り込んでいくということ。これは、いろいろな場面にも当てはまること。しかし、なかなかできることでもないと思う。どうしても、前例どおりやれば、楽なのだ。そこを、どれだけ、我慢できるかだ。福井のカガセイフンさん、六代目が知人の方。さすがだと思うことが多い。2015/02/24

手押し戦車

14
人間の命は限りがあるが企業を媒体にし同じ志を持った人々が集まり信頼、誠実、継続と社内で信頼関係を築き真心こめた商売を継続て行く。存続とは本質を変えず変わり続け新しい事をやり時代の流れに自分から適合していく。老舗のブランドは信用という裏打ちがあるがメンテナンスを怠るとやがてボロボロになる。どんな老舗でも時代に合わせ変化しないと生き残れない。老舗の味は懐かしいから、これからも食べたいと思われる事を続けて行く。物を持つだけでもコストが伴う様に世間から必要ないコストだと判断されたら強制退場になる。2015/01/28

壱萬弐仟縁

11
1世紀という時間は、1世代30年として3代が継承してきたと思う。2010年初出。共通点は、変革を恐れず顧客開拓(15頁)。馴れ合いの雰囲気かと思いきやそんな甘いものではない。各ページからは、老舗は多くを語らない、という頑固さもある。寡黙なのだ。あとは、顧客に聴いてみろ、というような威風を感じる。本当に必要でいいものだからこそ、売れ続けてきたのだ。七味唐辛子の八幡屋磯五郎(148頁~)。馴染の赤い食卓の友。小分けすることで風味を維持できるとのこと。中山間地でも栽培の可能性を探る。老舗が耕作放棄を防止する。2013/06/09

箱入り嫁

6
★老舗の味は、「懐かしい」だけでなく、 「これからも食べたい」ものでなければならないのだ。。。とても元気をもらえる本でした。 『偶然をつかまえる力』がなければ・・・・というのは、 見えないものだけに難しいだろうなぁと思います。 『暖簾を破れ』というのは奥深いですよね。 『うそをつかない』は大前提だと思うけれど、 『仕事は楽しく、遊びはまじめに』というのはすごく素敵だと思いました。 主婦である私は、家庭もこんなふうに丁寧に育てていけたらなと思います。 2011/06/03

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