目次
仏教は世界の三大宗教にあらず
キリスト教徒もアッラーを信仰している
イスラム教徒は断食しても痩せない
人は苦しいときには神を頼まない
世界最大の聖地はどこ?
イスラム教に聖職者はいない
聖典は読まれるためのものではない
坊さんは葬儀などあげなかった
森鴎外は戒名をつけていた
原理主義者は本来アメリカにしかいない〔ほか〕
著者等紹介
島田裕巳[シマダヒロミ]
1953年、東京生まれ。東京大学人文科学研究科博士課程修了。元日本女子大学教授。専門の宗教学を軸に幅広い角度から現代日本社会に対する評論活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヨミナガラ
11
“人は苦しいときには神を頼まない”“新宗教が爆発的な伸びを示すのは、一九五〇年代からはじまる高度経済成長の時代”“神頼みをすることで、幸福を実現できるという希望をもつことができたからこそ、宗教にひかれ、入信”“一九七〇年代に入って、高度経済成長に翳り〔…〕新宗教の拡大にはブレーキ”“日本人は本当は一神教だ”“原田は、「要するに一つの氏神集団には一つの氏神があって、しかもただ一つに限るのである」と述べている〔…〕ただ一つの氏神を祀る村においては〔…〕氏神は〔…〕唯一神であるとまで主張”(原田敏明)2014/08/12
すうさん
2
島田裕巳氏の本は僕にとっては当たり外れが大きい。今回の本はボチボチでした。宗教にとって「常識」とは何を指すのか?宗教の教義や哲学などは「常識」ではないし、結局世間がその宗教に関してどのように感じているかだと思う。「研究者でない限りいろんな宗教を深く知ろうと思わない。本書の話は30講ほどあり、どこから読んでも面白く読めるが、特筆して書くべきものは少なかったと思う。宗教研究者としてしっかり考察を上げて書かれた本は面白いのだが・・・。2017/12/07
こうき
0
なかなか面白かったです。 聞いたことがある内容もあれば、そうなのか~と驚くこともあったり。 日本人として、サラッと読むには良い本だと思います。2012/05/21
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