真犯人―グリコ・森永事件「最終報告」

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  • サイズ B6判/ページ数 299p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784023302624
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0095

内容説明

著者のもとに届いた一通の手紙。史上最大の銀行強盗からグリコ・森永事件につながる謎が解き明かされていく…昭和史最大の謎に迫る驚愕のノンフィクション。

目次

プロローグ 「史上、最大の銀行強盗」(13年ぶりの逃亡犯逮捕;ミイラ男の自殺)
第1章 かい人21面相(グリコ社長誘拐の真実;報復;裏取引未遂;攻防の真相;疑惑の「グリコゆるしたる」)
第2章 キツネ目の男(大阪府警捜査一課特殊犯の7人組;森永製菓の総務部長;ビデオの男;滋賀県警本部長の自殺の動機)
第3章 そして、誰もいなくなった大捜査線(不合理と「グリコ原点説」;通称「53年テープ」;元警官と爆弾男;玉砕した最後の大作戦)
第4章 真犯人(新捜査法「Nクロス」;予告された森永事件;グリコの確信;頓挫した特殊犯捜査;悪党人生、おもろいで)

著者等紹介

森下香枝[モリシタカエ]
1970年生まれ。「日刊ゲンダイ」「週刊文春」記者をへて、2004年朝日新聞入社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とくけんちょ

39
最終報告として、犯人グループの1人があげられている。捜査幹部は言う、こいつとちゃうか、という人物はいない。いたら、捕まえてるわと。この一文にすべてが、集約されてる気がした。イケイケの当時の大阪府警が言うなら、間違いないだろう。グリ森を追いかけて何冊か読んだが、それはそれでよしとしたい。2019/01/02

海老エミ

10
罪の声を読んで手に取りました。ノンフィクションというかルポなので、記者から見た事実がわかりやすく入ってきました。事件のルポ本って読んだことなかったのでとても興味深かったです。他のものも読んでみたくなりました。2019/01/27

くに1973

3
子供心にもとんでもない事件であったとの記憶はあるものの、事件の詳細まで知ることもなかったため、今回改めて読んでみました。 読後の個人的見解では、各県警同士のせめぎあい、情報操作が、犯人逮捕に至らなかった最大の理由ではないでしょうか。まさしく、リアル踊る大捜査線ですね。 本事件をネタとした小説や関連書籍も色々あるようなので、ちょっと深ぼってみようかな。2024/05/21

チェアー

3
一通りの事実を押さえた上で、「鉄ちゃん」がグループの一員だったとする仮説を銀行事件の共犯者、前田の手紙を通じて明かしていく。2024/01/27

SAN_Morishi

2
グリコ・森永事件の犯人の一人に迫る。というノンフィクション 真犯人の一人は福徳銀行5億円強奪事件の犯人と同一人物では?というのを著者の取材結果で明らかにしたもの。 福徳銀行の知らず著者も「全然売れなかった」と愚痴っていたがそんなところから真実の一端が見えてくるとは。 事実は小説より奇なり。 なぜ犯人が捕まらなかったのか?も念入りな取材と事実を重ねることによって客観的にとらえているような気がする。 最後の章については、いかんせん犯人が故人なため憶測になっちゃうのでちょっと肩透かし感もある2025/02/03

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