出版社内容情報
混迷化する世界情勢。この不透明な時代を読み解くためにビジネスマンたちの間で注目されているのが、地政学と経済をかけ合わせた「地経学」だ。地経学の視点から、現在の国際社会に潜むリスクとチャンスを浮き彫りにする。
【目次】
内容説明
冷戦が終わり、非西側諸国が自由貿易体制へ編入された。世界は経済的な相互依存を高めたが、「相互依存の罠」にハマることになる。経済的なパワーを背景に、国際社会に圧力をかけていく時代が到来したのだ。本書は地”政”学だけでは捉えきれない、時代を読み解く新しい手段を提供する。
目次
第1講 中国をめぐる地経学
第2講 米国の地経学と国内政治
第3講 トランプ時代の米国の地経学と国際関係
第4講 EUの地経学
第5講 経済活動を読み解くための地政学
第6講 経済安全保障
第7講 新興技術とイノベーション・エコシステム
第8講 パワーとしてのAI
第9講 日本の地経学戦略
第10講 地経学の時代へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
21
グローバルに世界がつながる「自由貿易」時代の終焉。生活と仕事の背後で、いま何が起きているのか?経済を武器として使う「地経学」という視点から解き明かす1冊。中国による重要鉱物の輸出規制、米国が仕掛ける先端半導体の包囲網、生成AIをめぐる覇権争い……。いまやそれらが全て経済安全保障という一本の線で繋がっていて、『戦略的自律性』と『戦略的不可欠性』を軸としてトランプが「ルールを変える」背景や、スマートフォンの部品ひとつが外交カードになる理由を解説しながら、日本がどう戦略を立てるべきかいろいろ考えさせられました。2026/04/20
まゆまゆ
11
自国が関税政策や輸入禁止の措置をとり他国に経済的損害を与え、それをテコに政治的交渉を行う「地経学」について紹介していく内容。これまでの軍事的な力を基準とした国家のパワーを理解する枠組みである地政学とは異なる概念で、経済安全保障という経済を武器として振る舞うに至った米中の歴史を理解する必要がある、と。2026/04/21
お抹茶
3
「はじめての」とあるが,地経学一~二冊目の本としては難しい。自由主義がグローバルに拡大した結果,米国の地経学的な自律性や不可欠性は失われつつあり,経済安全保障は米国の政策の最前線になった。貿易関係,技術エコシステム,資本の流れを活用する「武器化された相互依存」の能力が必要。ドラギ報告では戦略的自律を考えていたが,トランプ第二次政権で,米国に依存しない欧州への脱却を志向する。武器供与・訓練の提供,安全保障援助による防衛態勢も,前方展開兵力や格子状の同盟ネットワークの外側として,シー・パワー確保に必要。2026/04/17
たこまんま
1
※「はじめての地政学」と勘違いして買ったことは内緒だぞ! 従来の地政学に経済的な視点を加えた「地経学」についての寄稿とコラム集。2025年に執筆、まとめられたとのことで古臭さを感じる部分もなく、最近の世界情勢について理解を深められた。個人的に気になっていたアメリカ情勢についても経済的な視点からトランプ氏の行動について掘り下げられており、納得のいく部分も感じられた。2026/04/06
普説
0
冷戦が終わり権威主義国家も自由貿易体制に編入され相互依存関係になった結果、相互依存の罠にはまり、権威主義国家が経済的力を背景に国際社会に圧力をかける時代になった。そのことを゙自覚して中長期的な制度設計、同盟調整、技術開発支援を視野に入れた政策選択が求められる時代になった。2026/04/24
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