出版社内容情報
職場の不和、すれ違う家庭。その根にはケアを学べず苦しむ男性たちの姿があった。ジャーナリストとして、学者として2千人の男性の声を追った筆者が解き明かす生きづらさの正体。自分と相手を共にいたわるヒントで、新しい関係を築く一冊。
【目次】
内容説明
なぜ彼らは問題を独りで抱え込み、自らを「檻」に閉じ込めるのか。その理由は、他者や自分を「ケア」する力の欠如にあった。四半世紀、一五〇〇人の継続取材から見えたのは、パワハラ、冷え切った夫婦、介護の闇―。自分を大切にできない男たちの姿だった。彼らの生きづらさのメカニズムを解明し、自分を労る「セルフケア」から始まる自己改革への道筋を提示する。
目次
第1章 「ケアできない」男たちの肖像(ケア「する」「される」埒外にある男たち;身体的ケアの土台に情緒的ケア)
第2章 ケアの欠如が職場を壊す(相手を思いやれずにパワハラ行為;女性上司に対して”不機嫌ハラスメント”;就活ハラスメントと「ケアレス」上司;ケア力育成がハラスメント防止の早道)
第3章 親密性の憂うつ―愛が「仕事化」するとき(”仕事化”する妻との関係;恋人との間に「利己」の壁;令和版”カネとカオの〈非〉等価交換”;「利害」超えて共に思いやる)
第4章 身体的ケアのリスク―育児や介護の現場から(わが子への「偽りのケア」;「共依存」介護の落とし穴;「モラハラ」夫の誤算;情緒的ケアの欠如が深刻な事態を招く)
第5章 自分を大切にできない男性(妻の病を機にケアを「自分事」に;男性介護者グループで一条の光;定年後に介護士として見つけた「幸せ」;男性がケアに目覚めるために)
著者等紹介
奥田祥子[オクダショウコ]
1966年京都府生まれ。近畿大学教授、ジャーナリスト。博士(政策・メディア)。元読売新聞記者。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程単位取得退学。専門は労働・福祉政策、ジェンダー論、医療社会学。2000年代初頭から社会構造を問うべき問題として男性の生きづらさを追い、職場のハラスメントや介護離職、シニア人材戦力化、労働問題の医療化等を研究。最長で20数年にわたり、同じ取材対象者に継続的にインタビューを行う。取材者総数は男女計2000人近くに上り、うち半数が継続取材の対象者。日本文藝家協会会員。専門社会調査士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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