朝日新書<br> 2030来たるべき世界

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朝日新書
2030来たるべき世界

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  • サイズ 新書判/ページ数 280p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022953605
  • NDC分類 304
  • Cコード C0295

出版社内容情報

トッド、緊急来日。「西洋の敗北」が現実となった今、世界はどこへ向かうのか。そして2030年、激動の世界で日本に残された道とは何か。戦争への欲望とテクノロジーの暴走を前にした人類へ、世界最高の知性たちからの「最後の処方箋」


【目次】

内容説明

ウクライナ戦争とガザ侵攻、そして「西洋の敗北」と台頭するAI技術。人類の想像力は、「来たるべき世界」をどう描き出せるか?終わらない戦争と覇権国の衰退。その先に現れる「技術者」たち―こうした未来像を、SFの巨匠H・G・ウェルズは、1936年の映画『来るべき世界』のなかで描き出した。それから約90年。世界は、かつて空想だった物語を「現実」として生き始めている。では2030年という近未来、世界はどこへ向かうのか。そして日本は、ウェルズが残した「警告」を、いかに受け止めるべきなのか。この問いに向き合うため、本書は現代の予言者とも言うべきエマニュエル・トッドを中心に、世界最高の知性とともに、混迷を極める世界と人類の未来を読み解いていく。

目次

1 エマニュエル・トッドが見通す世界の近未来(巻頭メッセージ 日本は米国の戦争に巻き込まれてはいけない;道徳なき西洋と「NO」と言えない日本 ×三牧聖子(同志社大学大学院教授)×高久潤
ロングインタビュー ヒロシマから見えた「西洋の敗北」以後
広島大学長が問う、核の非対称と”宗教ゼロ”時代の「日本の選択」 ×越智光夫(広島大学学長)
「空想のナショナリズム」が世界を覆う。希望は? ×大野博人(元朝日新聞記者))
2 ”中堅国”としての日本は世界でどう輝くのか?(AI時代に「民主主義」をどう守るか?―オードリー・タン;「勢力圏」再来の時代を、日本はどう生きるか?―モニカ・トフト;「力が正義」の時代をどう生きるか?―佐橋亮×錦田愛子×望月洋嗣)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

101
トッド氏の主張はいつも刺激的だ。最近は、プロテスタンティズムの崩壊、教育の衰退、ニヒリズムの蔓延で、結果的に「西洋の敗北」という主張が一貫している。ロシアは信頼できる、狂っているのは西側諸国、完全に失敗したEU、ホモ・エコノミクスは悪、道徳ゼロ・宗教ゼロのトランプ大統領などは何とか納得しても、流石に、日本は核武装すべき、ノルドストリームを破壊したのはアメリカとまで行くと、ちょっと付いてゆけない。それでも、ソ連崩壊、トランプ勝利、ベネズエラ攻撃などを次々と予言してきたトッド氏だけに、耳を傾けざるをえない。2026/07/05

金吾

25
今後の日本の進む方向性を見いだすのは、過去分析からはなかなか難しいて思いますので、異なる視点が必要になってくるのかなあと感じました。フランシス・フクヤマのトランプ大統領の人間性に対する評価は吹き出しました。2026/04/13

よっち

20
西洋の敗北が現実味を帯びた今、世界はどこへ向かうのか。エマニュエル・トッド、オードリー・タンたちが、2030年の国際秩序と日本の進路を多角的に論じる対話集。トッド氏による米国庇護の終わりと日本は自由になることを強いられるという指摘、大国間に挟まれた日本が米国に「ノー」と言える選択肢を持つべきか。オードリー・タン氏のデジタル民主主義の経験談と、移民問題、教育、コミュニティ形成といった先進国共通の課題も、受け入れながらどう統合するかという前向きな視点。構造の変化を多面的に捉えた構成はなかなか興味深かったです。2026/04/20

武井 康則

10
エマニュエル・トッドの論点はただひとつ、アメリカは信用できない。だから日本は自衛するしかなく核を持たねばならない。誰もが反対する意見を言うためには論理的で証拠を出さねばならないが、説得力がある。良い悪いじゃなく、現実的で論議するためには人と違う意見を言ってもらわないと。そういう意味で彼の意見は傾聴に値する。オードリー・タンに期待したが彼の話はAIやITの話しに終始し、しかもすべて抽象論だった。インタビュアーがもっと面白い論点を用意していれば貴重な意見も聞けたろうに。モニカ・トフトは現状の分析。2026/05/22

Satoshi

8
◎相変わらずややロシア寄りにも感じるトッドさんだが、解説にもある通りロシアの躍進を乳児死亡率や理系学生の人数などでアメリカと比較して戦争を継続する力があると読み解いている。たしかにすでにアメリカは負けており、本書には関係ないが、イランにも負けるだろう。アメリカぎ負けた後の世界を日本はアメリカにだけ頼ることなく、外交努力や国際支援により仲間を増やすことが大事かもしれない。2026/04/09

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