朝日新書<br> ルポ 過労シニア―「高齢労働者」はなぜ激増したのか

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朝日新書
ルポ 過労シニア―「高齢労働者」はなぜ激増したのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022953421
  • NDC分類 366.21
  • Cコード C0236

出版社内容情報

「貧困」「孤立」「生きがい」そして「終わらない子育て」??激増すいるシニアワーカーが働き続ける理由をひもとき、労働や家族の形が変容する社会のリアルを描く。気鋭のジャーナリストによる渾身のノンフィクション。


【目次】

内容説明

生きがいか?搾取か?シニアワーカーの過告な実態に迫る やりがい、社会参加、生涯現役―美談にされがちな「働くシニア」。しかし、現実は年金だけでは暮らしていけず、食べていくために、もしくは自立できない子どものために、不利な条件で労働せざるを得ないケースが少なくない。気鋭の労働ジャーナリストが、21人の高齢労働者に密着し、その素顔と、社会に潜む歪みを照らし出す。

目次

第1章 終わらない「子育て」
第2章 「貯蓄ゼロ」の実態
第3章 2000万円では足りない
第4章 シニア・ケアラー
第5章 プライドのゆくえ
第6章 孤独のトンネルを抜けて

著者等紹介

若月澪子[ワカツキレイコ]
1975年生まれ。ジャーナスリト。大学卒業後、NHK高知放送局・NHK首都圏放送センターで有期雇用のキャスター、ディレクターとしてローカル放送の番組制作に携わる。結婚退職後に自殺予防団体の電話相談ボランティアを経験。育児のかたわらウェブライターとして借金苦や終活に関する取材・執筆を行う。生涯非正規労働者。ギグワーカーとしていろんな仕事を体験中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

こばまり

41
現状をもたらした様々な要因に触れ、また、取材人数も多くかつバラエティ豊かで好感が持てる。まさに世相を切り取った感がある。自身の行く末をイメージ、心配しながら読了。年始に読むには暗い。2026/01/02

チャーリブ

39
定年後のシニアの生活状況をまとめた本としては『ほんとうの定年後』(橋本貴志)が自分の中では定本なのだが、本書を読んで『ほんとうの〜』は光の部分で、影の部分が欠け落ちているかもしれないと思った。本書では高齢者は60歳以上としているが、言うまでもなくその人生は多種多様で一括りにはできない。しかし経済的な数字は厳として存在していて、その数字の中でどのように自足するかということになるのではないか。ただ『ほんとうの〜』の統計に見られる仕事への高い満足度はその影の部分も見なければいけないのかもしれない。2025/12/15

よっち

28
年金だけでは生活できない高齢者が増えている中で働き続ける過酷なシニアワーカーの現実を、21人の密着取材を通じて鋭く描いたノンフィクション。個人と家族に過剰な負担が集中する社会構造を背景に、大人になっても自立できない子どもを支え続ける終わらない子育て、貯蓄ゼロの実態、2000万円問題、ケアラーとしての負担、プライドの喪失、そして孤独の構造の実態を取材していて、支援が希薄になり、制度も十分に機能しない中で、孤立しながら働き続けるしかない高齢者の姿を浮き彫りにしていて、その厳しい状況を改めて実感させられました。2025/12/16

おかむら

26
こんなハズじゃなかったかも…とごくありふれたサラリーマン家庭だったパート主婦(64歳)は思うのだった。と、これは私のことですが、パート辞められないよぅ…。高齢になっても働かなくてはならない様々な理由と人生遍歴を21名に聞き込んだルポルタージュ。著者の前作「副業おじさん」が面白かったのでこちらの新書も読んでみた。なんかさー自業自得というか若いときから遊び暮らしてたキリギリスのような人はほぼいなくてわりと普通に生きてきただけなのに今こんななっちゃったっていうのがリアルだ。まだマシだけど他人事じゃないかも。2026/01/12

未来

25
『ルポ 過労シニア』は、一見すると、 高齢労働者の数が急激に増えているという社会現象を扱った本のように見えます。 けれど、実際に読み進めてみると、 これは「なぜ高齢になっても働き続けているのか」を冷静に統計で説明する本ではなく、 強い重みをもったルポルタージュだということに気づかされます。 本書が問いかけているのは—— 人生の大半を歩んできたにもかかわらず、 それでもなお働くことをやめられない状況は、 果たして「自らの選択」なのか、 それとも「声なき強制」なのか、ということなのです2025/04/10

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