出版社内容情報
モリカケなどの重大事件で注目を集めた黒塗り文書だが、実は、地方自治体レベルでも日常的に黒塗りは行われている。市民が開示を求めた情報をどうして行政は黒塗りにするのか、黒塗りが許される理由は何か。黒塗りで隠された公益事業の闇に迫る。
内容説明
ダンボール箱に隙間なく詰め込まれた約1400枚の公文書。そのうち92%が真っ黒に塗りつぶされていた…。「民間でできることは民間に」の掛け声のもと、全国の公共施設の運営が次々と民間委託される一方、公文書が黒塗りで情報開示される事態が多発している。なぜなのか?黒塗りで隠された官民連携の実態に迫る。
目次
序章 黒塗りされたコモンの収奪計画
第1章 1400枚の黒塗り公文書に隠されていた官民癒着の構図
第2章 開示文書があぶり出した自治体のデタラメ行政
第3章 水面下で繰り広げられる「役所vs.市民」の情報開示の攻防
第4章 グランドオープン当日に暴かれた官製談合疑惑
第5章 黒塗りよりも、はるかにタチが悪い「不存在」
第6章 黒塗りなし公文書が照らす民間委託の闇
著者等紹介
日向咲嗣[ヒュウガサクジ]
1959年、愛媛県生まれ。大学卒業後、新聞社、編集プロダクションを経て、フリーランスに。雇用保険や年金制度など、主に社会保険分野のビジネス書籍で執筆活動を展開。2018年には、長年取り組んできた失業関連の著作が評価されて、貧困ジャーナリズム賞を受賞。2015年頃からはニュースサイト「ビジネスジャーナル」「週プレNEWS」などでツタヤ図書館問題の連載を開始。数々の地方自治体に情報開示請求を行い、公文書の闇に迫る活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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