出版社内容情報
懸川城、浜松城、小牧城、駿府城、江戸城、大坂城──歴史を変えた合戦の舞台となった城で何がわかってきたのか。研究を牽引する二人が城の見どころを熱く語り、通説を徹底検証。信長、家康、信玄、秀吉ら武将の戦術と苦悩を城から読み解く。
内容説明
人びとはなぜここに城を築いたのか。勝敗ポイントは城のどこにあったのか。信玄、信長、秀吉、家康がかかわった重要な合戦を取り上げ、城郭研究、考古学、文献史学の三つの視点から、合戦と城の関係を紐解く。戦国時代研究を牽引する二人が、通説に切り込み、対談の形でわかりやすく解説する。
目次
1章 桶狭間合戦と大高城
2章 今川攻めと徳川方の諸城
3章 見付城と浜松城
4章 三方原合戦と徳川方の諸城
5章 長篠合戦と武田・徳川の城
6章 天正壬午の乱と徳川・北条の城
7章 小牧・長久手合戦と徳川の諸城
8章 駿府城の考察
9章 江戸城と城下の整備
10章 家康が築いた近世城郭
11章 関ヶ原合戦と徳川の城
12章 大坂の陣と両軍の城
著者等紹介
千田嘉博[センダヨシヒロ]
1963年生まれ。城郭考古学者。奈良大学卒業。文部省在学研究員としてドイツ考古学研究所・ヨーク大学に留学。大阪大学博士(文学)。名古屋市見晴台考古資料館学芸員、国立歴史民俗博物館考古研究部助手・助教授、奈良大学助教授・教授、テュービンゲン大学客員教授を経て、2014年から16年に奈良大学学長。現在、名古屋市立大学高等教育院教授、奈良大学特別教授。2015年に濱田青陵賞を受賞
平山優[ヒラヤマユウ]
1964年生まれ。歴史学者。専門は日本中世史・近世史(織豊期)。立教大学大学院文学研究科博士前期課程史学専攻(日本史)修了。山梨県埋蔵文化財センター、山梨県史編纂室、山梨県立博物館、山梨県立中央高等学校を経て、山梨大学、放送大学非常勤講師を歴任。現在、健康科学大学特任教授、甲州市文化財審議委員、南アルプス市文化財審議委員。2000年、『戦国大名領国の基礎構造』(校倉書房)で第24回野口賞受賞
鮎川哲也[アユカワテツヤ]
1963年生まれ。編集者、ライター。元『週刊朝日』記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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