出版社内容情報
画期的なテクノロジーほど、暗転したときのリスクは大きい。特にAIとゲノム編集技術は強力で、取扱いを誤れば、人類に破滅をもたらす因子となりうる。「制度設計の不備」と「科学への欲望」がもたらす、人類最悪のシナリオとは。
内容説明
本書で示す末路は、まるでSF。だが、想定しうる未来である。画期的なテクノロジーほど、悪用された時のリスクは大きい。特にAIとゲノム編集技術は強力で、取り扱いを誤れば、人類滅亡の因子となりうる。制度設計の不備に“悪意”が付け込んだ先に、どんな未来が待っているのか。未来のあり方を提唱するフューチャリストが「人類最悪のシナリオ」と回避策を示す。
目次
第1章 AIによる滅亡シナリオ―人工知能が支配の主となる日(生成系AIは衝撃の始まりにすぎない;人工知能の影響が皆無な仕事はなくなる ほか)
第2章 ゲノム編集による滅亡シナリオ―遺伝子改変の進んだポストヒューマンが、ホモ・サピエンスを淘汰する(生命そのものを操るゲノムテクノロジーの現在地;加速する開発と、速さがもたらすリスク ほか)
第3章 科学と影のメカニズム(科学技術の影は紀元前から;生きるための化学が、兵器のための化学に ほか)
第4章 “終末”を避けるために何ができるか(最悪な未来を作り出さない構造;最悪な未来を回避するための制度設計 ほか)
著者等紹介
小川和也[オガワカズヤ]
北海道大学産学・地域協働推進機構客員教授。グランドデザイン株式会社CEO。専門は人工知能を用いた社会システムデザイン。人工知能関連特許多数。フューチャリストとしてテクノロジーを基点に未来のあり方を提唱。著書『デジタルは人間を奪うのか』(講談社現代新書)は教科書や入試問題に数多く採用され、テクノロジー教育を担っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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