朝日新書<br> 名著入門―日本近代文学50選

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朝日新書
名著入門―日本近代文学50選

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  • サイズ 新書判/ページ数 248p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022952004
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0295

出版社内容情報

何を読むか、どう読むか――。日本近代文学の名作にこそ現代人の原型あり。50人の名著を魅力的に読み解く第一級の指南書!*********************日本近代文学は、まだ百数十年の歴史しかない。本書を通じて、そこに関わった者たちの懊悩、青臭い苦悩を感じ取っていただければ幸いだ。(「はじめに」より)(目次より)【第一章】 日本近代文学の黎明  樋口一葉/森?外/尾崎紅葉/北村透谷/二葉亭四迷/坪内逍遥【第二章】 「文学」の誕生  国木田独歩/正岡子規/中江兆民/島崎藤村/夏目漱石/与謝野晶子【第三章】 先駆者たち、それぞれの苦悩  石川啄木/田山花袋/若山牧水/幸徳秋水/泉鏡花/北原白秋【第四章】 大正文学の爛熟  芥川龍之介/志賀直哉/川端康成/谷崎潤一郎/有島武郎/萩原朔太郎/岸田國士  【第五章】 戦争と向き合う文学者たち  小林多喜二/宮沢賢治/堀辰雄/高村光太郎/江戸川乱歩/井伏鱒二/林芙美子/火野葦平/永井荷風/中島敦/金子光晴 【第六章】 花開く戦後文学  太宰治/坂口安吾/織田作之助/大岡昇平/檀一雄/高橋和巳/安部公房/三島由紀夫  【第七章】 文学は続く  開高健/北杜夫/司馬遼太郎/井上ひさし/石牟礼道子/別役実

内容説明

人を描き、時代を映す。それが名作。〓外、漱石、芥川から三島由紀夫らまで、新発見する読み方指南。

目次

第1章 日本近代文学の黎明
第2章 「文学」の誕生
第3章 先駆者たち、それぞれの苦悩
第4章 大正文学の爛熟
第5章 戦争と向き合う文学者たち
第6章 花開く戦後文学
第7章 文学は続く

著者等紹介

平田オリザ[ヒラタオリザ]
1962年東京都生まれ。劇作家、演出家、劇団「青年団」主宰。芸術文化観光専門職大学学長。江原河畔劇場・こまばアゴラ劇場芸術総監督。国際基督教大学教養学部人文科学科卒業。94年初演の『東京ノート』で翌年第39回岸田國士戯曲賞受賞。98年『月の岬』で第5回読売演劇大賞優秀演出家賞、最優秀作品賞受賞。2001年初演の『上野動物園再々々襲撃』で翌年第9回読売演劇大賞優秀作品賞、02年『その河をこえて、五月』で第2回朝日舞台芸術賞グランプリ、ほか受賞多数。18年初演の『日本文学盛衰史』(原作/高橋源一郎)で翌年第22回鶴屋南北戯曲賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ねこ

118
明治、大正、昭和の時代の日本名著が50書それぞれ4ページに作家の生き様や時代の趨勢、書籍の抜粋や書評、著者平田オリザ氏の感想などで纏められています。この頃の作家さんたちは短命な方がとても多い。病や自死などで50歳以上までご存命だった方は半数も居ない。感性が強すぎて身体を顧みない生活がそうさせたのか?正岡子規「病牀六尺」、島崎藤村「破戒」、石川啄木「一握りの砂」が読んでみたくなりました。特に啄木。肺結核にて死去。享年26歳。はたらけど、はたらけど、なほわが生活(くらし)楽にならざり、ぢつと手を見る…切ないっ2023/06/09

アキ

110
本書の内容は、一読では汲み尽くせないほど深く、斬新に感じられた。言行一致の文学が日本に生まれ、わずか百数十年しか経っていない。その間に現在に至る近代文学の代表作を50作品取り上げて、劇作家ならではの小説の文体、登場人物の心理描写のみならず、日本のその時々の社会情勢が反映されている考察が鋭い。19世紀末から昭和にかけての名作として名前は知っていても50作品のうち、既読はわずか11作品のみ。日本近代小説の系譜を意識しつつ、残りの幾つかの作品を読んでみたい。現代に通じる文学の源流が感じられることを期待して。2023/02/07

ころこ

42
全てがつながっているのは、一読して明らかだ。近代文学を読む意義は、文学史を近代史と読み替えることに見出せるだろう。日本の近代文学史の意義は言文一致にある。富国強兵のためには国内における言語の一致が必要だ。それに近代文学は貢献した。また、西洋近代の生活をするためには近代的内面を身に着ける必要があった。「現代口語演劇」の著者はこの観点を見逃さない。「日本文学の初期、ロマン主義か自然主義かの対立があった。尾崎紅葉、泉鏡花の路線は、美文調で美しいが社会性に欠けるきらいがあった。田山花袋に象徴される自然主義は、やが2022/12/30

Aster

39
今年1冊目、本を読むこと自体相当久しぶりだったけど、スラスラ読めてしまった。以前みたいに本を読む生活を送るため最初の一歩…。近代文学の歴史って割と浅い。追いつけそうな気がする。でも原文一致体以前は読みにくそ〜2023/01/03

KEI

31
明治、大正、昭和と辿りながら日本の文学はどの様に変わっていったのか、いかにして日本語の文学は成立したのかが、50作品を紹介しながら分かりやすく解説されていた。19世紀末に産声をあげた日本の文学は1900年代にほぼ完成し、大正期には円熟の時を迎えた。その後、2度の大戦は文学を大きく変える。プロレタリア文学、戦争を鼓舞したり、推理小説、私小説、ノンフィクションと戦後に大きく花開いていく。残念なのは紹介された50作品のうち19しか読んでいなかった事だ。先ずは「苦海浄土」から読みたい。2023/06/24

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