出版社内容情報
給料が上がらない日本の現状に「報われなさ」を感じている人たちに向けて、約30年にわたってのべ1000社近くの日本企業の変革をサポートしてきた組織風土改革の第一人者が、労働生産性が上がる「正しい働き方」を提示する。
内容説明
勤勉でまじめという日本人の特性は、使い方次第で“毒”にも“薬”にもなる。「主要先進国の平均年収ランキングで22位」が、日本の現実だ。従来のやり方では報われないことが明白になった今、何をどう変えればいいのか?「勤勉」が停滞の原因となった背景を明らかにしながら、日本人を幸せにする働き方を提示する。
目次
序章 日本の労働生産性が伸びない理由(「職務に忠実で勤勉」が停滞の原因;合理化が進み、安定志向がより強固に ほか)
第1章 「勤勉」はなぜ、日本人の美徳となったのか(戦後の高度経済成長を可能にした勤勉さ;なぜ日本で勤勉な文化が育まれたのか ほか)
第2章 勤勉さが生み出す無自覚の「思考停止」(「思考停止=何も考えない」ではない;「現実起点でものごとを考えない」ことが大事 ほか)
第3章 自分で判断する力を育む「軸思考」(トヨタは「軸を共有している金太郎あめ」;“意味や目的、価値”を考え抜くのが「軸思考」 ほか)
第4章 新たな価値を生み出していく「拓く場」(仲間とともに「拓く問い」と向き合う;「拓く場」は忌憚のない意見を交わし合う場 ほか)
著者等紹介
柴田昌治[シバタマサハル]
兵庫県生まれ。1979年、東京大学大学院教育学研究科教育哲学博士課程修了。大学院在学中にドイツ語学院を起業した後、ビジネス教育の会社を設立。1986年、日本企業の風土・体質改革を専門に行なうスコラ・コンサルタントを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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