出版社内容情報
迫る衆院総選挙。行き詰まる自公政権の受け皿はあるのか。保守論客の中島岳志氏が、コロナ対策や多摩川の防災、下北沢再開発等の区政10年で手腕を振るう保坂展人・東京都世田谷区長と、理論と実践の「リベラル保守政権」待望論を縦横に語り合う。
内容説明
いまや政治も経済も地盤沈下する日本。だが、政権交代の「受け皿」がない。国民が乗れる「もう一隻の船」を浮かべよう。その新しい選択肢創りのキーマンに、政治学者の中島岳志氏が注目したのが、元国会議員でコロナ対策でも成果をあげる世田谷区長の保坂展人氏だ。日本を立て直すために何が求められ何を急ぎすべきか。2人が徹底討論する。
目次
第1章 今の野党に何が足りないのか(もう一隻の船をうかべる;リスクの社会化とリベラル ほか)
第2章 主体を引き出す民主主義(教育ジャーナリストから衆議院議員へ;与党性と野党性が共存している ほか)
第3章 「くらし」と「いのち」を守る(福祉のワンストップサービス;「たらい回し」は気持ちが折れる ほか)
第4章 これからの日本へ(コロナ対策から見えた日本の脆弱性;PCR検査を増やす ほか)
著者等紹介
中島岳志[ナカジマタケシ]
1975年大阪生まれ。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。大阪外国語大学卒業。京都大学大学院博士課程修了。北海道大学大学院准教授を経て現職。2005年、『中村屋のボース』で大佛次郎論壇賞、アジア・太平洋賞大賞受賞
保坂展人[ホサカノブト]
1955年仙台市生まれ。東京都世田谷区長。都立新宿高校定時制中退。中学校卒業時の「内申書」をめぐり内申書裁判の原告となり、そこから教育問題を中心に取材するジャーナリストになる。1996年、衆議院議員初当選。2009年まで3期11年務める。社民党副幹事長、総務省顧問を歴任。11年、無所属で世田谷区長選挙で初当選。19年、3選される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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