朝日新書<br> 自壊する官邸―「一強」の落とし穴

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朝日新書
自壊する官邸―「一強」の落とし穴

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  • サイズ 新書判/ページ数 200p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022951304
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0231

出版社内容情報

7年8カ月に及ぶ安倍政権は幕を下ろした。しかし、次の政権も人事権を手に霞が関を「恐怖」で支配する。能力本位とはいえない恣意的な官僚登用に疑問と不安がささやかれ、ワクチン接種をはじめとするコロナ対策の迷走は続く。官邸は官僚たちの仕事ぶりに不満を抱き、官僚たちは官邸を恐れ萎縮する。国家中枢の〈今そこにある危機〉を朝日新聞取材班が徹底リポート!相互不信の内幕に、生々しい証言の数々で迫る大反響連載「未完の最長政権」の書籍化。御厨貴・東大名誉教授、中北浩爾・一橋大教授、牧原出・東大教授、精神科医の斎藤環・筑波大教授のインタビューも収録。

内容説明

官邸は官僚たちの仕事ぶりに不満を抱き、官僚たちは官邸を恐れ、萎縮する。相互不信の内幕に生々しい証言で迫る。7年8カ月に及ぶ安倍政権は幕を下ろした。しかし、次の政権も人事権を手に霞が関を支配する。能力本位とはいえない官僚登用に疑問と不安がささやかれ、ワクチン接種をはじめとするコロナ対策の迷走は続く。国家中枢の“今そこにある危機”を徹底リポート!

目次

序章 平成の改革の到達点 「強い官邸」の崩壊が始まっている
第1章 政と官―強すぎる官邸
第2章 友と敵―分断する政治手法
第3章 功と罪―安倍外交の深層
第4章 変容した自民党
第5章 安倍政権とは何だったのか―インタビュー集

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Isamash

34
朝日新聞取材班(蔵前、南、宮崎、佐藤、倉重)2021年出版書籍。この際だから、安倍政治の功罪を再思考したいと思い本書を手にする。よく言われていたことが並べられ新鮮さには欠けた。寄稿した御厨貴東大名誉教授によれば、やってる感政治で後継者も作る気無し。斎藤環筑波大教授は気合でアゲてけば何とかなるべというヤンキー政権と、手厳しい。同意できるところだが選挙に何回か勝利したのも事実。その要因は何なのか?統一教会、創価学会の利用だけなのか、ネトウヨ人気や安倍応援団マスコミ、財界の後押しはどういう力学から生まれたのか?2022/09/25

おおにし

21
(読書会課題本)朝日新聞の連載で読んでいたが、あらためて読んで安倍政権時代の酷い政治状況を振り返ることができた。自民党は安倍政権の功罪についてきちんと総括しないまま、菅、岸田と総理を代えただけで、官邸主導政治がそのまま継続されている。いつかそれが自壊する時がくるかもしれないが、その時霞が関には忖度だけが得意な官僚しか残っていないのではないだろうか。とても恐ろしいことだ。2022/01/20

KIO

6
「政治に権限がないからうまくいかないんだ!政治主導にしないから失敗したんだ!」と主張して、政治主導が完成してみたら、「政治は現実の問題に対してはどうすればいいのかわからなかった。ただ官僚を黙らせることが出来た。でも官僚が黙ると問題解決が出来なくなった。」という状況を分かりやすく書いた本のように思いました。検察官僚を黙らせれば、刑法に反する行為をしても捕まらなくなりましたが、コロナウィルスは現実の現象なので対応できなかったということなのかもしれません。2022/11/12

tegi

3
21年7月刊なのでコロナ危機のリアルタイムな記録を期待してしまうが読みどころはそこにはなく、20年・21年の状況を読解するための、そこに至る安倍政権8年・あるいは平成の行政改革からの25年のごく大まかな流れをおさえるのによい一冊と思った。熊本地震への対応は評価できるが一県にとどまるものだったからで広域な事案には対応できないという牧原出の意見、経産省の性質(予算増より新しい政策出しが評価される)などが興味深かった。2021/12/28

バルジ

3
実に朝日新聞「らしい」論調で内容の重複が多々ある。安倍政権以後の官邸一強体制とそれに付随する官僚と自民党の機能不全が語られる。人事権を握る官邸に遠慮し”指示待ち”状態となる官僚、異論を出しにくい雰囲気と化した自民党と安倍一強体制は既存組織に歪みをもたらした。外交政策をめぐる経産省(今井首相秘書官)と外務省(谷内NSC局長)の間の鞘当などは宮廷政治そのものである。官邸機能強化が何をもたらしたのか、制度改革は一段落した今こそ分析する素地は整っているだろう。2021/08/26

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