朝日新書<br> 女系天皇―天皇系譜の源流

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朝日新書
女系天皇―天皇系譜の源流

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  • サイズ 新書判/ページ数 234p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022951052
  • NDC分類 288.41
  • Cコード C0221

出版社内容情報

天皇系譜に初代神武天皇以来、断絶がなかったとするのは、明治政府の創出だった! 『古事記』『日本書紀』の天皇系譜に加え、考古学資料、文化人類学の母系社会の系譜の調査資料を紐解きながら、日本古代における族長位継承の源流に迫る!

内容説明

皇位継承への新たな視点―。近代国家日本と緊密に結びついている、六〇〇年代末の天武・持統政権時代に形を整えた古代天皇制。しかし、天皇位の男系かつ男子継承絶対主義が台頭したのは、古代ではなく、明治時代中期だった…。知られざる、記紀系譜の源流に迫る!

目次

第1章 天皇位継承の古代と現代
第2章 「古来」とはいつからか
第3章 “古代の古代”と“古代の近代”
第4章 神話伝承の中の系譜
第5章 男系系譜と女系系譜の交錯
第6章 女性リーダーの存在
第7章 母系制民族の女系系譜の実態
第8章 記紀の天皇系譜の形成
第9章 残された女系継承の痕跡
第10章 地方有力者層の男系・女系の交錯
終章 ヤマト的なるものの根源から天皇位継承について考える

著者等紹介

工藤隆[クドウタカシ]
1942年栃木県生まれ。東京大学経済学部卒業、早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了、同博士課程単位取得退学。大東文化大学文学部日本文学科講師・助教授・教授を経て、同大名誉教授。日本古代文学専攻。中国雲南省雲南民族学院・雲南省民族研究所客員研究員(1995年4月~96年3月)。著書に、『歌垣の世界』(日本歌謡学会第33回志田延義賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Francis

17
面白くて一日で読了した。古代日本では父系・母系両制社会であり、女性天皇もごく自然に存在した。しかし当時の中国の唐帝国を模倣して父系制であるかのように古事記・日本書紀の天皇系図を書いてしまい、古代から男系による万世一系の皇位継承が行われているかのような思い込みが発生したと言うのが趣旨。古代史研究者の遠山美都男氏も古代天皇は有力氏族が擁立していたので記紀の記述通りの皇位継承は実際に行われたとは考えにくい、と言っていたはず。いい加減男系の万世一系の皇位継承と言う幻想にしがみつくのは止めた方が良いと思う。2021/05/19

百式改(公論サポーター東海)

8
文化人類学者らしく「アニミズム」を中心に語る。 古代の古代はなるほどと思わせる。文献の無い時代を志那大陸長江流域の少数民族の調査から類推する手法も見事 まぁ男系派は納得しないだろうけど。2021/04/10

よしあき

6
結論にはまったく同意できないが、非常に読んで意味のある本だった。 この本を読んでも私自身が男系絶対論であることは変わらないが、万策尽きて女系天皇が誕生した際には、この世の終わりではあるが慰めもあるという考えをもてた。 本としては、著者の研究テーマである中国の少数民族の話題が必要以上に多かったが、古代日本の血統の考え方やアニミズムについてまとめられており、良かった。2021/01/17

百式改(公論サポーター東海)

4
古代研究が進めば進むほど、日本社会は双系継承だったと判明する。しかし、皇統に血統を超える価値などみつかるのだろうか? 世襲を続ける限り血統は必要条件からは外れないだろう。2023/05/04

てっちゃん

4
「古事記」「日本書紀」には、時の権力者が自己を正当化しようという意思があったことは否定出来ないだろうし、明治維新にもそうした面があったと思う。そうした視点を持って天皇制を考えるのは意味があると思った。著書の意見には概ね賛成するが、もう少し現代的視点からの考察が必要だろう。2021/03/26

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