朝日新書<br> 渋沢栄一と勝海舟―幕末・明治がわかる!慶喜をめぐる二人の暗闘

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朝日新書
渋沢栄一と勝海舟―幕末・明治がわかる!慶喜をめぐる二人の暗闘

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  • サイズ 新書判/ページ数 248p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022950840
  • NDC分類 210.58
  • Cコード C0221

出版社内容情報

「勝さんに小僧っ子扱いされた──」。朝敵となった徳川慶喜に生涯忠誠を尽くした渋沢栄一と、慶喜に30年間も「謹慎」を強いた勝海舟。共に幕臣だった二人の対立を描き、知られざる維新・明治史を解明する。西郷、大久保、伊藤、大隈、福沢など、著名人も多数登場。

内容説明

渋沢栄一と勝海舟の暗闘は、なぜ、30年も続いたのか!?新たな視点で、明治維新史再発見!江戸無血開城の立役者として、名声が高まる海舟。農民、尊攘派の志士、徳川慶喜の家臣を経て大実業家になる渋沢。共に幕臣ながら、「朝敵」となった慶喜の復権でぶつかり合う。若き日の渋沢から説き起こし、知られざる二人の関係に光を当てる。忠節か?名声か?歴史の闇が見えてくる!

目次

第1章 栄一と慶喜の信頼関係のはじまり―農民から武士になる
第2章 そりが合わない海舟と慶喜―敗戦処理を命じられる
第3章 栄一と海舟の出会い―静岡藩での奮闘
第4章 幕臣が支えた近代国家―明治政府に出仕する二人
第5章 海舟への不満が募る栄一―謹慎生活はいつまで続くのか
第6章 名誉回復への道のり―生命をかけて徳川家を守る

著者等紹介

安藤優一郎[アンドウユウイチロウ]
1965年、千葉県生まれ。歴史家。文学博士(早稲田大学)。早稲田大学教育学部卒業。同大学院文学研究科博士後期課程満期退学。主に江戸をテーマとして執筆・講演活動を展開。「JR東日本・大人の休日倶楽部」などの講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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セロリ

42
渋沢栄一と勝海舟と徳川慶喜の微妙な関係について深掘りするというより、新札になる渋沢栄一を絡めて幕末から明治へ移り変わる政治についての事実を列挙している印象。聞いたことある人名や、歴史的出来事をおさらいできてよかった。能力や志があっても、国の統治の大転換のときに立ち会えるわけではなく、その能力が活かせない人もいるだろうが、渋沢栄一は、能力と運命の巡り合わせがピタリとハマった人なんじゃないか。あのときに起業した企業が今でも国の中枢にあり、あのときに作られた人脈が今でも生きていて、今は過去が作るんだと感じた。2023/07/21

みこ

23
新しいお札はどんな人かと思って読んでみたが、実業家としての渋沢栄一の行跡は殆ど書かれておらず、勝と渋沢、明治を生きた二人の幕臣の生きざまにスポットを当てている。徳川の名誉回復というゴールは一緒なのに慶喜との距離感の違いが二人の確執に繋がっているのが興味深かった。来年の大河もビジネスがどうこうより、こういった人間ドラマにフォーカスを当てると面白いものになりそうだ。我ら新選組ファンにとって不倶戴天の敵である香川敬三の頑張りがちょこっと出てきてやや複雑な心境。2020/09/26

春風

18
勝海舟と渋沢栄一。徳川慶喜の名誉回復を巡る両者の暗闘。慶喜の動向を鍵概念に、明治政府に旧幕臣がどのように関わっていき、慶喜の名誉回復を経、いかに無血開城が完遂したかが詳述される。静岡藩時代には勝を渋沢が訪ね「勝さんに小僧っ子扱いされた──」と述懐している。著者はこの小僧扱いが、渋沢の勝への不満の端緒となると論じている。渋沢の当時の回顧も収録されてはいるが、これに関しては本書内容だけだと、そこまで根に持っていたのかという印象。単に、後年の勝の慶喜に対する謹慎の維持の要請の長さに不満を募らせたのではないか。2020/08/30

えぬ氏もわるよのぉ

11
どちらも尊敬する歴史上人物なので仲が悪かったというのは残念。渋沢は、海舟の慶喜への態度に不満だったようだが、渋沢にとって慶喜は大恩ある主君のせいか、少し点数が甘すぎるような。海舟にとっては慶喜は、煮え湯を飲まされたり尻拭いをさせられたりと厄介な主君だった。それでもその名誉回復のために奔走したのだから、家臣としての忠義は果たしている。渋沢も海舟も気力が強いから、反りが合わず反発してしまったところがあるのだろう。2021/11/27

岡本正行

11
NHK大河ドラマで人気を博している渋沢栄一、この本では、徳川幕府終焉を飾る勝海舟、評価はそれぞれの主張ではある。著書は、勝に同情的、最後の将軍慶喜の思惑、考えに振り回されて、表舞台、特に西郷隆盛や官軍との折衝に功績があったとする。歴史は結果から判断されるので、無血開城、旧幕府の抵抗を最小限に抑えるなど、明治の日本には重要なことではあった。かっこよく散るばかりが華ではない。また、渋沢との出会いやその後、慶喜に静岡で過ごすよう勧めたとか、冷静な判断、勝海舟立派。2021/09/03

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