出版社内容情報
「勝さんに小僧っ子扱いされた──」。朝敵となった徳川慶喜に生涯忠誠を尽くした渋沢栄一と、慶喜に30年間も「謹慎」を強いた勝海舟。共に幕臣だった二人の対立を描き、知られざる維新・明治史を解明する。西郷、大久保、伊藤、大隈、福沢など、著名人も多数登場。
内容説明
渋沢栄一と勝海舟の暗闘は、なぜ、30年も続いたのか!?新たな視点で、明治維新史再発見!江戸無血開城の立役者として、名声が高まる海舟。農民、尊攘派の志士、徳川慶喜の家臣を経て大実業家になる渋沢。共に幕臣ながら、「朝敵」となった慶喜の復権でぶつかり合う。若き日の渋沢から説き起こし、知られざる二人の関係に光を当てる。忠節か?名声か?歴史の闇が見えてくる!
目次
第1章 栄一と慶喜の信頼関係のはじまり―農民から武士になる
第2章 そりが合わない海舟と慶喜―敗戦処理を命じられる
第3章 栄一と海舟の出会い―静岡藩での奮闘
第4章 幕臣が支えた近代国家―明治政府に出仕する二人
第5章 海舟への不満が募る栄一―謹慎生活はいつまで続くのか
第6章 名誉回復への道のり―生命をかけて徳川家を守る
著者等紹介
安藤優一郎[アンドウユウイチロウ]
1965年、千葉県生まれ。歴史家。文学博士(早稲田大学)。早稲田大学教育学部卒業。同大学院文学研究科博士後期課程満期退学。主に江戸をテーマとして執筆・講演活動を展開。「JR東日本・大人の休日倶楽部」などの講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
セロリ
みこ
春風
えぬ氏もわるよのぉ
岡本正行