出版社内容情報
自問自答 こそ老後の楽しみである──たった4行で道理がわかり、4行で合点がいき、4行で愉快になる。現代の戯絵師が人間と社会を「めくり絵」のようにわずか4行の文章で縦から横から読み解いていく。人生の残り時間を面白がる「哲学」のテキスト、ここに誕生!
内容説明
自問自答こそ老後の楽しみである。「残り時間の面白がり方」を学ぶテキストここに誕生!なにしろ四行すぐ読めます。
目次
第1章 「ボケ」てからの新天地
老人七得
第2章 流行りものはすたれもの
第3章 「ヤバさ」は神の声
第4章 「退屈」こそが自分の時間
第5章 「ケチ」こそ命
著者等紹介
山藤章二[ヤマフジショウジ]
1937年、東京都生まれ。風刺絵作家・イラストレーター。武蔵野美術学校デザイン科に在学中に日宣美展で特選、大阪国際フェスティバルで海外向けポスター・コンテスト特賞などで活躍し、ナショナル宣伝研究所にデザイナーとして勤務、後にフリー。1970年に講談社出版文化賞第1回さしえ賞受賞、71年に文藝春秋漫画賞受賞。「世相あぶり出し」などの風刺画が注目され、76年からは『週刊朝日』「山藤章二のブラック・アングル」連載がはじまって「週刊誌をうしろから開かせる男」といわれる。83年には菊池寛賞受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Hiroki
2
朝霞図書館 何とはなしに書架から引っ張り出したら、ダシモノ=掘り出し物だった。そりゃぁ多少の期待はありましたよ、山藤だもの。老人で何が悪い? たしかに老人ですが何か問題でも? うっせい馬鹿野郎ぉ・・・首肯首肯。逆の見方をすれば、かつて老人と言えば別世界の住人のような別格の存在であったが、昨今は若者が自らを別格の存在として位置付けて周囲からの遮断願望を強訴している。スマホしかりゲームしかりアニメしかりでヤバイヤバイで世を渡る。先行きが霧の中の少女だわ。2024/05/12
Kazuo Ebihara
1
天才画文士山藤章二さんの新作は、 四行に凝縮された絵無しの雑文集。 これは、哲学なのか世間噺なのか。 27文字4行、108文字の世界。 あっ、煩悩か。 2019/06/23