朝日新書<br> 学校ハラスメント―暴力・セクハラ・部活動 なぜ教育は「行き過ぎる」か

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朝日新書
学校ハラスメント―暴力・セクハラ・部活動 なぜ教育は「行き過ぎる」か

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022950123
  • NDC分類 374
  • Cコード C0237

出版社内容情報

いじめ、体罰、セクハラ……なぜ学校では問題が「隠れる化」するのか。そして教育の現場で起きる問題は教師だけが悪いのか。気鋭の教育社会学者が、学校を取り巻くさまざまな「ハラスメント」の実態を明らかにするとともに、その解決策を探る。

内容説明

なぜ教育では、問題が見えにくいのか。そして、問題の加害者は「教師」だけなのか―。巨大組み体操、体罰、スクール・セクハラ、ブラック部活動、教師への暴力、いじめ件数の格差…「教育・指導の一環」「指導力の欠如」を理由にかき消されていく、学校を舞台とした「リスク」に、気鋭の教育社会学者が切り込む。

目次

はじめに 加害者/被害者を解体する
第1章 殴っても「教育」―暴力を容認する指導の論理
第2章 巨大組み体操の教育的意義―「痛い」を禁句とする学校の暴走
第3章 スクール・セクハラの過去と現在―「教育」との連続性がありえた時代
第4章 部活動顧問の嘆き―「やって当たり前」の悲劇
第5章 教師の暴力被害―殴られるのは指導力不足のせい!?
第6章 「問題行動」を読解するためのリテラシー―いじめの件数は少ないほうがよい!?
おわりに 教育を語るために教育から抜け出る

著者等紹介

内田良[ウチダリョウ]
名古屋大学大学院教育発達科学研究科准教授。博士(教育学)。専門は教育社会学。組み体操や柔道をはじめとする各種スポーツ事故、「体罰」、自殺、2分の1成人式など子ども側のリスクにくわえて、部活動負担や長時間労働など教師側のリスクまでを広く「学校リスク」と総称して情報を発信し、問題の火付け役としても貢献している。「ヤフーオーサーアワード2015」受賞。ウェブサイト「学校リスク研究所」を運営し、最新記事をYahoo!ニュース「リスク・リポート」にて発信している。著書に『「児童虐待」へのまなざし』(世界思想社、日本教育社会学会奨励賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

109
スウェーデンの中学校教科書には「内容が必ずしも正しいとは限らない」と書かれていることを読んだことがある。まさしくその通りだ。かの国では学校の無謬性を頭から否定して生徒が自分の頭で考えることを奨励している。ひるがえって日本の教育はどうか。本質的に明治開闢のときから変わっていないと思う。日本の学校は殖産興業・富国強兵のための兵士を要請する機関だ。自分が中学1年1学期に受けた体育の授業は前後左右と歩調を合わせる行進練習だけ。明治維新の原動力となったような「外圧」がないと教育の行き過ぎはたぶん変わらないと思う。2019/10/02

katoyann

23
学校におけるハラスメント行為について分析した教育社会学者による本。一般に市民社会であれば罪が問われる事例が教育の名のもとに肯定されてしまう文化について批判している。例えば、教員による体罰はあとをたたないが、指導の名のもとに肯定されてしまう傾向があると指摘されている。また、事故に繋がるような組み体操も道徳の観点から肯定される傾向にある。著者はこうしたハラスメント加害は個々の教員の営為にその要因を還元するのではなく、怪我を負うリスクが伴う指導を美化する教育文化を問い直すことを主張している。面白かった。2023/06/13

ステビア

23
聖職者ではなく労働者2022/02/22

ふぇるけん

15
教師、児童生徒、保護者などさまざまな目線から現状の学校が抱えている問題をあぶりだしている良書。高層組体操問題では、『大人相手なら安全管理を徹底する義務があるのに、子どもに対しては不安定で危険な活動を強制することが許される』という点については全く同意。また、男子生徒がスマホで女子の着替えを盗撮するなど、若気の至りでは許されない事例もあり、安全で健全な教育現場をつくるということは難しい。2021/03/30

てくてく

14
教員による暴力、セクハラ、部活動の問題、運動会の危険な組体操など、学校現場における問題を指摘したこれまでの著者の見解をまとめたもの。教員同士の足の引っ張り合いは確かにあるだろうなと思った。2019/03/14

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