出版社内容情報
実は４種類ある《叫び》の謎とは？ ナチスに没収され焼かれる寸前で救出劇って？ 96億円で落札されたって本当？ など鑑賞ガイドだけでなく、ムンクの80年の人生などを理解しながら、話題の美術展を10倍楽しく見るための「公式ガイドブック」！
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
拓也 ◆mOrYeBoQbw
18
展覧会ガイドブック、便覧共に購入です。『叫び』の実物を初見した他、過去の展覧会で何度か視てるお気に入りの『クピドとプシュケ』『マドンナ』などを鑑賞（・ω・）ﾉｼ。やはりムンクの代表的モチーフに共通するのは、日常や平時から一線を越えてしまった”何か”。特に人物が正対する構図を多用するのは、絵の中からこちらを覗いて主客が逆転する不安を掻き立てますね。しかし、ノルウェーの夏や牧歌風景も隠れた傑作、あらゆるモノの本質を捉えるのが上手い巨匠だった、と感じましたね～（・ω・）ﾉｼ2018/11/11
なおみ703♪
11
息子と行ってきました、ムンク展。作品には心の内面があふれ出ている。母や姉を結核で喪った悲しみや、自分との病の闘いの中での苦悩、死への不安や恐怖、人妻を好きになってしまった罪悪感。結婚を迫られ拳銃の爆発事件が起きてしまったことをモチーフにした「マラーの死」では怒り。「接吻」ではとろけるような恋愛感情が表現され、一方、「吸血鬼」は破滅に導く恐怖の対象としての女性が映し出されていた。同じテーマの作品が繰り返し展示されているので分かりやすいと思った。光あふれる「太陽」とか、澄んだ空気感伝わる「星月夜」も良かった!2018/12/30
Mari
8
すばる2018/12/15
荒野の狼
0
ムンクと関係のあった女性の写真がすべて掲載されていること、「叫び」の４作品の詳細な比較、同時代の他の画家との比較、絵画の基礎（テンペラ、リトグラフなどの説明）、オスロの紹介が優れており全96ページを数時間で読了できるのも魅力。展覧会に行かなかった人にもムンクの生涯と代表作が理解できる構成になっている。展覧会に行った人には、同展の説明にはない情報が多いので、さらなるムンクの理解に勧めたい。2019/01/13
和彦
0
ムンク展が楽しみです。
