ソノラマノベルス<br> キマイラ〈12〉曼陀羅変

電子版価格
¥950
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

ソノラマノベルス
キマイラ〈12〉曼陀羅変

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 242p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022760227
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

出版社内容情報

【文学/日本文学小説】久鬼麗一と大鳳吼がキマイラとなる前の物語。まだ中学生だった久鬼と九十九三蔵は、円空山で運命的な出会いを果たす。そして、ともに進学した西城学園で、学園を支配する組織「もののかい」の手が、ふたりに伸びてくる……。シリーズ最新刊!

夢枕獏[ユメマクラバク]

内容説明

中学生の九十九三蔵は、円空寺で、真壁雲斎を訪ねてきた久鬼麗一と初めて出会った。その後、西城学園の入学式で再会した二人の間には、次第に友情が芽生えていく。その頃、西城学園は、「もののかい」という空手部と関係があるらしいグループによって支配されていた。一年生の夏休み、箱根の別荘で過ごしていた久鬼と九十九は、同じ場所で行われていた空手部の常軌を逸した合宿を目撃するが…。待望の新作第12巻!

著者等紹介

夢枕獏[ユメマクラバク]
1951年、神奈川県小田原市生まれ。東海大学卒業。77年『カエルの死』でデビュー後、“キマイラ・吼”“魔獣狩り”“闇狩り師”“陰陽師”シリーズ等人気作品を発表し、今日に至る。89年『上弦の月を喰べる獅子』で、第10回日本SF大賞を、98年『神々の山嶺』で第11回柴田錬三郎賞を受賞。さらに『大江戸釣客伝』で、2011年に第39回泉鏡花文学賞、第5回舟橋聖一文学賞、12年に第46回吉川英治文学賞を受賞。16年に絵本『ちいさな おおきな き』(山村浩二画)で第65回小学館児童出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sin

75
「物語りせよ」と作者を鞭打つつもりはない、ないがこれはどうしたことだろう。本当ならこのサブタイトルは最終のものだといって…だがしかし後数巻はかかるだろうと、書いておられたのに物語はクライマックスに移ることなく針の跳んだレコードの様に物語の前の部分に戻ってしまっているではないか!語り切れなかったものを語り直しているのか?この調子では後何巻係るものかはそれこそ作者の筆次第…僭越ながら物語は完結して、書き足りない部分は外伝でお願いしたい。2017/02/05

chiseiok

33
奥付の発行日見て、おっと読み残してたわ…と購入。ルーティンとして読み始めたのですが、何だこれ面白い‼︎そろそろ畳まれるであろう大河ストーリーの更に過去エピソード。この期に及んで何でこんなにわくわくさせる?無論シリーズ通して読んでいるが故の面白さなのだけれど、本作と前後して始まった「魔獣狩り」シリーズの結末が自分的に不満だっただけにこれは嬉しい。貘さんの物書きとしての言わば背骨的なシリーズなんだろうなとつくづく感じる。大沢在昌の「新宿鮫」冲方丁の「マルドゥック」月村了衛の「機龍警察」…的な。次巻すぐ探す!2018/10/30

ぐうぐう

26
久鬼麗一と母の過去が語られる『キマイラ曼陀羅変』。そこから久鬼と九十九の出会いが描かれ、物語は西城学園の抗争劇へと流れていく。キマイラをめぐる歴史を延々と読んできた読者にとって、再び過去のエピソードが繰り広げられることに対して、ため息を吐きたくもなるが、冒頭の岩村賢治の詩が夢枕獏の心境を吐露している。「だから神は/毎夜/夜毎に/泣きながら/物語りするというのである/物語りせよ/物語りせよ/と言われる度に/神は/もう許してくれと哭きながら/物語りするというのである」(つづく)2018/11/28

miroku

24
物語は・・・本当に語り終える日が来るのだろうか?2017/07/31

たいぱぱ

24
これまでの読書人生で、一番好きな本です(仮)。まだ完結してないので(仮)です。ティーンの頃から読みはじめて、まさか自分の子供が大鳳吼の年齢を抜くまで続いてるとは、思いもしませんでした。雪蓮の一族の秘密の一部がわかり興奮の前作から、ここにきて、九十九や九鬼の高校1年時代に戻るとは。そして話が闇狩師みたいな方向に・・・。ちょっとそれは違うんじゃないかい獏さん。2017/01/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11294019
  • ご注意事項

最近チェックした商品