出版社内容情報
有人宇宙船による熱い「彗星争奪レース」が佳境を迎えたとき、トップの機体に大事故が発生。レース自体が続行不能の危機に陥った!? 『ミニスカ宇宙海賊』『妖精作戦』の著者の原点、待望の復刊第3弾!
内容説明
はるか遠くの宇宙を飛ぶ彗星を追って、四者による史上最大の宇宙レースが始まった。先行する機体を追うことになったスペース・プランニングの命運は、「コンパクト・プシキャット」を駆る美紀とチャンのコンビに託された。スウたち地上クルーの立案した作戦によって、順調にトップを追い上げたはずだったが―。『ミニスカ宇宙海賊』の著者による星雲賞受賞の傑作、完結編。
著者等紹介
笹本祐一[ササモトユウイチ]
1963年東京に生まれる。1984年『妖精作戦』を上梓(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
METHIE
7
難しいところもあっていつの間にか彗星に辿り着いた感じもあるが面白かった。2013/10/26
ドル箱
7
2巻感想。さてさて、彗星着陸を目的とした近未来SF物語。そしてリアリティ溢れる描写でロケット工学を良く知っている方は「よく書けてるなぁ~」と何度読んでもそう伺えます。ラグランジュのお話やイオンロケットの知識、んまぁ~よく取材で勉強したものだとわたしは当時そう思いました。イオンシステムは今後、宇宙船の主力のエンジンになり得ると思うし、第一宇宙速度から第二宇宙速度に移行する時に必要となるでしょう。また衛星の延命に多大なるバックアップとしても活用出来るし、ソーラーパネルの展開翼のサイズで色々工夫出来る未来プラン2013/05/20
スピネル
2
上巻から下巻発掘まで1週間以上掛かったな。 読み終わって登録しようと検索かけたら、創元SF文庫が出てくるかぁ! さすがにソノラマ文庫と今回は発掘した朝日ノベルスあるからこれ以上は買いませんが、今回はノベルス版読みました。2024/09/23
MAS
2
下巻も創元SF版が見当たら無かったのでこちらで。地球から2000万km離れた彗星に到達!想像できる訳ない宇宙の彼方には夢があったな!!彗星捕獲レースと称した莫大な利益を掛けた民間宇宙産業4社での戦いには様々なドラマがあり楽しませてもらった。宇宙の仕組みやロケット工学に詳しい著者が作中詳しく説明を加えながら進む物語が中々理解し辛く調べながら読み進める羽根に、、しかし、終わり良ければ全て良し!空の上の仕事をする人達の気持ちは皆同じなのだな。それにしても主人公美紀の肝の据わり方は半端じゃない、、2022/08/23
連雀
2
最初から最後まで面白かったです。これは笹本祐一でなければ書けない小説でしたね。ホントに面白かった!2018/06/08