内容説明
惑星連合宇宙軍のことを『宇宙一の規模を誇る大企業』と考えて入隊したジャスティ・ウエキ・タイラー二等兵は、人並みはずれた強運とゴマスリ能力、そして根拠のない自信でもって「どうしてこんなに勝てるんだろう?」とばかりに連戦連勝。結果、瞬く間に出世街道を驀進してしまう―という伝説的C調スペース・オペラが、偉い人をおだてて感涙の復活。嬉しい書き下ろし新作も同時収録。
著者等紹介
吉岡平[ヨシオカヒトシ]
1960年7月16日生まれ、岡山県笠岡市出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シュエパイ
8
懐かしき、無責任艦長の世界、何故か復活!いやー、書店で見たときは驚いたなぁ(笑)相変わらず、ゆるっとテキトーに朗らかなC調スペオペで、安心感があるなぁ。この調子で、キッズやカルテットまで続けてほしいなぁ、ぶわぁーっと、ね(笑)アニメ版の改変ぶりにずっこけたり、オープニングテーマがすごく好き(また歌える)だったのを思い出しながら、読んでましたよ。 あ、でも後書きで驚いた。作者さん、奥さん亡くされたのか、辛かったろうなぁ・・・。2012/01/24
灯子
4
アニメは別物と思えても「真」が出たとき複雑な気持ちになったものですが、今回初期タイラー復刊で大変に嬉しい。ああこの線の少ない顔安心するわー。 懐かしくも面白く、メインの面子が集まってくる過程はなんだか同窓会気分になってくる。続刊も出てくれるといいな。2012/02/22
椰子犬
4
懐かし過ぎる。都築イラスト。ところで明治一代無責任は黒歴史?日清戦争を舞台にしたラノベは後にも先にもこれだけだろうなあ。2012/01/22
ロン
2
子供のときに読んだ本。 小説で笑えるんだって、衝撃を受けました。 当時は小説=難しいだったから
キーツ(Nob Arakawa)
2
若さに任せて書き殴った感もあるがそれ以上に筆者がにノッて書いた作品であると言うのは大事。読んでた自分も若かったし吉岡も若かった。どこかの後書きで今思い返せば冷や汗ものの懐かしさだと言うのも非常に良く理解できる。青春とは振り返るからこそ美しい思い出であり、そのまっただ中ではその輝きは解らないものなのだよな。 また都築和彦の絵がたまらなく懐かしい。Falcom創世時代からの付き合いなのだよな、この絵師さんとも。 2012/10/02