内容説明
夜の“新宿”の交差点―その何もない空間から突如、一人の少年が現れた。彼の名は神西透馬。“新宿”の地下一千メートルに突如発見された大遺跡を調べるため三年前に構成され、そして地の底で連絡を絶った調査団の最年少メンバーだ。そんな透馬が年を取らずに十四歳の姿のまま生還したことが、十六夜京也をもう一つの“魔界都市”に誘うことになる!?シリーズ最大の危機を描いた書き下ろし長編。
著者等紹介
菊地秀行[キクチヒデユキ]
1949年、千葉県に生まれる。青山学院大学卒業。1982年『魔界都市“新宿”』でデビュー後、数多くの人気シリーズを精力的に執筆。SF・ホラー映画愛好家としても有名である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
4
せっかく地底都市を造ったのに、敵キャラの大将をあの人にしてしまって世界が小さくなったような気もするけど、微妙に違う魔界都市だから仕方ないのかねぇ。 魔界都市新宿はもう一度漫画で復活してもらいたい。2011/05/28
史
3
地底の王国。2023/11/11
しゃお
3
これはなかなか楽しめた一作になりました。菊地さんがこのシリーズに対してのスタンスがハッキリした事が反映されているかのようです。それにしてもラストに明らかにされる敵の正体には唖然。そうくるならば前後篇ぐらいのボリュームがあっても良かったかも。2011/05/25
NOB@つんどく
3
ここ2作がちとスケール小さい話だったので、今回の話は大変楽しかったのですが・・・。最後の展開はちょい無茶すぎやしませんか。「やりやがった・・・!」と声出ますよあれ。2011/05/22
ma-no
3
このシリーズの「意味」が、菊地先生の中で確かなものになったことが伝わってくる内容でした。自分で望んだわけじゃない「世界を救った英雄」の肩書き。それを疎んじつつも、京也は戦うことをやめません。おもしろかったけど… たぶん、前半と後半で構想が違う(笑) 後半は書きながら変更したんじゃないだろうか。2011/05/22