出版社内容情報
有人宇宙船を飛ばし、最初に彗星を捕らえたものが、全ての資源を確保する！ 無謀としか言いようのない宇宙レースに、美人社長ジェニファーはあっさり乗ってしまうが？ 『ミニスカ宇宙海賊』『妖精作戦』の著者の原点、待望の復刊第２弾！
内容説明
宇宙を翔ける彗星を追い、最初にたどり着いた者が全てを手に入れる―。美人社長ジェニファーが持ち込んだ新たな仕事は、規模は史上最大、条件は史上最悪の超難度！前代未聞の宇宙レースに挑むため、天才少女生物学者のスウが仲間に加わって、スペース・プランニング社はさらににぎやかに。女性宇宙飛行士、羽山美紀が新たな冒険の舞台に飛び込む、星雲賞受賞作が上下巻で登場。
著者等紹介
笹本祐一［ササモトユウイチ］
１９６３年東京に生まれる。１９８４年『妖精作戦』を上梓。以後、作家として活躍中。『彗星狩り』で星雲賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
METHIE
9
セリフ回しや地の文が完全にミニスカ宇宙海賊だよなぁ。 お話は彗星狩りレースにパーツを集めたり、宇宙に行ったりする非常に地味な展開を丁寧に描いていて面白い。2013/10/23
MAS
2
創元SF文庫で読了。スペースプランニング社期待の宇宙飛行士⁉︎羽山美紀に託す社長ジェニファーがエントリーしてきた莫大なな利益を得られる大仕事"彗星狩り"！準備もまだまだ整わない段階での出発大丈夫か？下巻で結果出ると思うけど、多数の大手宇宙事業関連会社参戦の中弱小企業の彼らホントに勝ちに行く気なのか、、2022/07/10
ドル箱
2
感想いこう。第一宇宙速度で織り成すアストロノーカ物語であり、その設定の濃さに解らないヒトは置いてけぼりを喰らいます。燃料の液体水素や液体酸素はICBM（大陸間弾道弾ミサイル）に使用されてます。但し、大型飛行物体からの分離、発射シークエンスは有人ではまだ無いはず。無人での試みは有るとの軍事諸説が存在しますので何とも言い難いが理屈から言えば出来ない事もないでしょう。もし、それを目の当たりに出来るならガンダムの世界に入るかな？超高々度からロケットブースター点火で第一宇宙速度を維持出来るなら（約7.9 km/s）2013/05/18
影法師
1
終わりの立ち位置が、良い意味で次巻を読むのに期待を持たせてくれるタイミング。いやま、土臭いの大好きなんで、この上巻の物語は大好物なんですけどね。2015/10/25
soundsea
1
ああもうおもしろいなああああああ。この話ほんとすき。//はやぶさの話を知ったときにイオンエンジンていう単語に何か聞き覚えあるとおもって文庫版を掘った思い出……2013/03/26
