出版社内容情報
アニメ版『モーレツ宇宙海賊(パイレーツ)』原作、『ミニスカ宇宙海賊(パイレーツ)』シリーズの原点がここにあった! 笹本祐一の「星雲賞」受賞シリーズが登場。
内容説明
民間の航空宇宙会社がしのぎを削り、パイロットたちが腕を競う宇宙開拓時代。アメリカ西海岸の砂漠のど真ん中にあるハードレイク空港に現れ、超アクロバット着陸を決めたジェット戦闘機。そのパイロットは女性宇宙飛行士の羽山美紀だった。小さな身体に無限の夢を詰め込んで、美紀は雇われ宇宙飛行士の仕事へと踏み出すが―。笹本祐一の痛快作、装い新たに登場。
著者等紹介
笹本祐一[ササモトユウイチ]
1963年東京に生まれる。1984年『妖精作戦』を上梓。以後、ライトノベル作家として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
連雀
4
久しぶりに笹本祐一作品を読んだな〜との満足感を得られました。自分が今生きている時代の延長線上にある、働く現場として描かれる宇宙と言う描写に弱いのです。空中発射母機にムリヤはともかくハスラーをチョイスするところがいかにも笹本祐一って感じで好き!2017/12/07
MAS
2
実際読んだのは創元SF文庫版。見当たらなかったのでこちらで。執筆は20世紀末、時代は2022年現在の前後5年で宇宙での業務を民間企業が担う様に。その中の零細企業で新人宇宙飛行士美紀と優秀⁈なその仲間達がプロジェクトを遂行する姿は型破りであるが面白く何故か安心していられた。実際には一部の民間人が宇宙旅行に行ける時代にはなったがまだ追いついていない、、だからSFは現代でも夢があって面白いと思う。 宇宙飛行の専門用語が出てくるが小難しく考えずにサラッと読んだ。ちょっとずつでも勉強してみたい。 2022/04/16
宇宙猫
2
★★★★★
ドル箱
2
旧版読了済、新装版感想。旧版と比べるとラストが少し違い、何と100Pくらいの取材旅行レポートが書かれております。が、笹本が一番載せたかったのはこの取材旅行レポートだったのでは?(載せたい感、ありありと解る)その編集内容に軍事オタクですね~ロケット馬鹿ですね~とツッコミを入れたくなる程です(笑)笹本祐一の特徴というとあまり「創造的」に作品を語らず、ロケット文学を根底の軸とした作風があります。その分、華は落ちますが、その手方面の方には(兵器、サイエンス、ロケット)堪らない。まぁ恋愛を得意する作家じゃないからな2013/05/17
メルト
1
作者の宇宙好きが伝わって来る作品だと思う。巻末のアメリカ宇宙取材日記よいね。2019/10/13