内容説明
小田原のとある高校の春。その美しさゆえか、新入生・大鳳吼はたびたび鉄拳にさらされる。しかしそれは、恐ろしい目覚めの序章に過ぎなかった。しかも、学園を支配する上級生・久鬼麗一もまた、同じ宿命を負っていたのである。やがて、大鳳は自らの意思で丹沢山中に姿を消し、久鬼は、何者かの手によって、箱根の山荘に監禁の身となる。キマイラとは何か?著者入魂の「生涯小説」の幕が上がる。
著者等紹介
夢枕獏[ユメマクラバク]
1951年、神奈川県小田原市生まれ。東海大学卒業。77年『カエルの死』でデビュー。89年『上弦の月を喰べる獅子』で、第10回日本SF大賞を、98年『神々の山嶺』で第11回柴田錬三郎賞を受賞。日本SF作家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
16
新作が刊行されたのを機に、新書版で再読。その昔、ソノラマ文庫を牽引していたのが、菊地秀行『吸血鬼ハンターD』と、夢枕獏『キマイラ・吼』のふたつのシリーズだった。このふたつのシリーズに共通しているのは、いわゆるジュニア小説(今で言うライトノベル)のレーベルでありながらも、子供騙しで終わらない、大人が読んでもおもしろい小説を書こうとしている作者の強い意思が込められた物語であることだ。そのことを再読により、改めて痛感した。(つづく)2014/10/01
イシグロ
9
何を思ったか、キマイラを読み始めてしまった。リアルタイムで読んでいたのは中学生、高校生の頃だから、もう何十年ぶりかの再読となるのだけれど、まあ、ぐいぐい読める。夢枕獏独特のグルーヴ感に持っていかれる。懐かしくて、むず痒くて、面白い。 しかし、九十九にしろ、雲斎にしろ、龍王院弘にしろ、菊地にしろ、夢枕先生は自分のキャラ好きすぎでしょ。九十九なんて座ってる姿書いてるだけでも嬉しそう。 いい感じに記憶が薄れているので、新鮮に読める。でも、まだまだこれから面白くなってゆくのは憶えてるのだ。 さあ、ぐいぐい読むぞ。2021/12/05
もぐ
8
図書館本。ついに読み始めてしまった。長いシリーズなので自制していたものの、図書館で全巻揃っているのを目撃し、観念した(笑)。まぁ、やっぱり、一気読みでした。高校生設定だったとは、、、2022/12/10
arianrhod
5
学生の頃に弟に面白いから読めばいいのにと薦められていた作品。気になっていたのを思い出して読むことにしました。新装版の表紙も素敵になっていて心惹かれたのもあるかも。読んでみると、成る程高校生くらいの男子が好むのが解る気がします。文章は平井和正とか西村寿行とか菊池秀行とか、男の子が大好きそうな冒険活劇。昭和のライトノベルですよね。最近の少年ライトノベルの主人公は、ハンサムでなく力も無く闘争心も無く、やる気も無い。だけど女の子にはハーレムな感じでもてたい感じが多いですが真逆な感じの香がしますね。お試しあれ。2016/01/30
ほしけも
5
久々に読み返しています。 やっぱりキャラクターがイキイキしていて良い。 会話が小気味良く、悪役ですら不快な印象を与えない。 (ただの小悪党は例外なく痛い目を見るし。二度も理不尽に叩きのめされるかわいそうな沼川さん…) 三蔵と菊池が好きです。2014/10/12
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