朝日新書<br> 空き家を活かす―空間資源大国ニッポンの知恵

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朝日新書
空き家を活かす―空間資源大国ニッポンの知恵

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  • サイズ 新書判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022737984
  • NDC分類 365.3
  • Cコード C0236

出版社内容情報

【社会科学/社会】日本の空き家・空きビルは、質・量ともに、世界最高の空間資源。この貴重な資源(ストック)を、われわれはどう活用していけばいいのか? 全国各地の八つの事例などを通して、人口減少社会の中に希望を見出す未来志向の方策を提示する。

松村秀一[マツムラシュウイチ]
著・文・その他

内容説明

大きな物語の時代から、小さな物語の時代へ―。日本には、空間資源大国だからこそ持ち得る希望がある。日本の空き家・空きビルには、過ぎ去った大きな物語の残り香が漂っている。高度経済成長期などに社会全体で共有されていたような物語…。そんな大きな物語に代わって、空き家・空きビルに埋め込まれるべきは、人それぞれの生き方やまちそれぞれの暮らしと結び付いた小さな物語だ。抜け殻になった建物だからこその魅力に気づいた時、空き家・空きビルの空間資源としての可能性が開花する。

目次

第1章 空き家で遊ぶ(空間資源の可能性を引き出したアーティスト;鋸屋根の工場が現代美術になっていた ほか)
第2章 小さな物語でまちを変える(あの鋸屋根の小さな物語;所得倍増計画と2DK ほか)
第3章 遊びがまちを変える(仕事でできた「箱」、遊びでつくる「場」;生活の場はまちに広がる ほか)
第4章 ニッポンの切り拓くフロンティア(「取り壊せない」ということ;状況先進地帯だということ ほか)

著者等紹介

松村秀一[マツムラシュウイチ]
東京大学大学院特任教授。1957年神戸市生まれ。1980年東京大学工学部建築学科卒業。1985年東京大学大学院博士課程修了。工学博士。1986年より東京大学講師、助教授、教授を経て現職。HEAD研究会代表理事、建築技術支援協会代表理事、団地再生支援協会会長。日本建築学会賞(論文、2005年)、都市住宅学会賞(著作、2008年、15年、16年)、日本建築学会著作賞(2015年)等受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ

55
建物は諸々の経済的要因に対して鈍感である、と始まる。確かに考えてみればそうである。その時々の景状感、例えば景気の浮き沈みや人口減の繁栄は、民の度合いが増せば増す程鈍感度は増すであろう。で、我が国は今や空間資源大国真っしぐらだという。その箱を活かし場として遊ぶしかないのだ、と。この著者のその遊ぶという概念には些か腑に落ちぬ言葉使いなのではあるが、言うことは分かった。何かの書評か書店で以前見かけ、気になっているテーマなので読了。2019/01/13

tenori

28
「空き家を活かす」凡庸なタイトルからサブタイトルに目を移すと「空間資源大国ニッポンの知恵」と。空家や空ビルをを空間資源と言い切る感覚が魅力。ページを開けば「建物は鈍感だ」と始まり、使われなくなった建物は「脱け殻」と表現する。スクラップ・アンド・ビルドで経済を回すことは否定しないけれど、個人的にも既存活用に興味があるせいか、リノベーションやコンバージョンをポジティブにとらえる本書には共感。著者は「遊び」の要素を重視しているが、それこそが建築を、街を楽しくすることに繋がるのかも。2021/03/24

wiki

16
リノベーションの世界は、業界で一旦ぶち上げられたほどには、マーケットの展開が今のところ見られないが、今の日本の政策が新築一辺倒ではなく、持続可能な開発を考えた時に、市場がブルーオーシャンになるという可能性は大きい。大手デベ系列も再生事業を立ち上げ、本腰の芽を入れだした。だが、まだまだ始まったばかりだし、新築するより関連メーカーが潤うような産業構造も作らねばならない。個性の強いリノベーションは大手に出来るのか?三井不動産やイニシアあたりはびっくりするような新提案を出してくれそうだけれど、他は頭が固そうだ。2018/12/06

エリナ松岡

11
空き家入門というより、空き家エッセイみたいな感じでした。前半50ページ位は特にそうだと思います。タイトル、サブタイトルをちゃんと読めば、勘のいい人なら読み取れるかもしれません、非常に前向きな空き家の本です。ここのところ空き家関連の本を立て続けに読んでいるからわかるのですが、暗い話やしみったれた話になってしまって、気が沈んでしまいます。なので、空き家に興味を持ったら手始めに本書を読んでおくといいのではないかと思います。2019/06/27

りゅう

7
卒論の資料として拝読。増加する空き家の活用例が載っている。地域で問題となっている空き家を活用することで地域活性化につなげ、マイナス面をプラス面に変える働きに面白みを感じる。2018/12/23

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